【ACL最終節】G大阪が執念の逆転勝ちでグループ首位通過を果たす!

2015年05月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

宇佐美の23歳バースデーゴールで追いつく!

敵陣を突破する宇佐美。23歳の誕生日をみずから祝うバースデーゴールで同点に追いついた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は5月6日、グループステージ最終節が行なわれ、G大阪は2-1で城南FCを下し、グループFを首位で通過した。

【ACL最終節 PHOTOハイライト】G大阪 2-1 城南FC
 
 3位のブリーラム・ユナイテッドと同勝点で並ぶ2位のG大阪は、グループステージを確実に突破するためにも勝利が欲しいところ。立ち上がりから積極的なプレッシングで城南FCを押し込み、チャンスを生み出した。
 
 開始5分には、ペナルティエリア内で宇佐美が相手DFの包囲網をドリブルで突破し、左足のシュートでゴールを狙うも、これは枠を捉えきれなかった。
 
 その後も押し気味に試合を進めたG大阪だが15分、一瞬の隙を突かれ、城南FCに先制点を許してしまう。ペナルティエリア手前でパスを受けたファン・ウィジョが鋭い反転から右足のシュートをG大阪ゴールに突き刺した。
 
 先制されたG大阪は、すかさず反撃に出るがラストパスやクロスの精度を欠き、ゴールにつながらない。結局、前半を1点ビハインドで折り返した。
 
 後半に入るとG大阪は55分、小椋に代えて岩下、58分には二川に代えてリンスを投入して打開を図る。
 
 そして64分、G大阪は左サイドから宇佐美がクロスを入れると、走り込んだパトリックの足をすり抜けてそのままゴールに吸い込まれる。この日23歳の誕生日を迎えた宇佐美のバースデーゴールでG大阪が同点に追いついた。
 
 しかし、この時点で3位のブリーラム・Uが広州富力を大きくリードし、勝点3を上積みしそうな状況だったため、G大阪にとってはなんとしても勝利が必要な展開となる。
 
 1位通過を目指す城南FCも果敢にゴールを狙い、撃ち合いの様相を呈した試合は82分、G大阪がついに勝ち越しゴールを挙げる。左サイドから遠藤がファーサイドへクロスを送り込むと、これを岩下が相手と競り合いながらも折り返す。そして、このボールをリンスが押し込んだ。
 
 その後は城南FCの反撃をかわし、G大阪が2-1で勝利。エースのゴールと交代選手の活躍で、見事な逆転劇を演じてみせた。
 
 この結果、グループFは勝点10でG大阪、城南FC、ブリーラム・Uの3チームが並んだが、当該チーム間の勝点数により、G大阪が1位、城南FCが2位での通過となった。G大阪は、決勝トーナメント1回戦でグループH2位のFCソウルとの対戦となった。

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