「クボの電撃ドリブルが霞んでいる」久保建英とバルサ有望株の1対1に現地注目!「彼の持ち味が…」

2021年04月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「クボのシーズンではない」と厳しい評価

古巣のバルサ戦で、フル出場して2点に絡んだ久保。(C) Getty Images

 現地時間4月22日に開催されたラ・リーガ第31節のバルセロナ戦で、ヘタフェの久保建英は移籍後初のフル出場を果たした。

 1点を先制されて迎えた12分に左サイドでボールをキープし、敵DFクレマン・ラングレのオウンゴールを誘発した攻撃の起点となれば、1-3とされた67分には、左サイドでフランシスコ・トリンカンからボールを奪ってゴール前へクロス。これを受けようとしたエネス・ウナルが1点差に追い上げるPKを獲得した。

 間接的ながら2点に絡んだものの、結果的に2-5の大敗を喫したこともあり、現地メディアの久保への評価は芳しくなかった。星1つ(3~0)にとどめた全国紙の『AS』が注目したのが、16分のプレーだ。

 売り出し中のバルサDFオスカル・ミンゲサと左サイドで1対1となった際、久保は抜きにかかるもブロックされ、再びボールをキープして今度は股抜きを狙ったが、ゴールラインを割ってしまった。

【動画】現地メディアが注目した久保建英とバルサ有望株の1対1シーン(2分39秒~)
『AS』紙の電子版は、「クボはバルセロナ戦で威力が不足」と題して、このシーンを動画で取り上げ、次のように伝えている。

「クボのシーズンではない。 ビジャレアルでの苦い経験は、ヘタフェでも改善されていない。彼はほとんど先発しておらず、得点もなく、15試合で1アシストしかない。カンプ・ノウで彼が積極的にトライしていたのは事実だ。2-3とするPKになるパスをウナルに供給もした。しかし、この動画のようなプレーを見ると、彼の持ち味だったドリブルの威力がなくなっているように見える」

 記事は、「その電撃ドリブルはすっかり霞んでしまったように見える。ミンゲザは非常に簡単に守った」と締めくくっている。

 なかなか出場機会に恵まれない久保の状況を、現地メディアも懸念しているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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