「バカげた話だ」ジダンがUEFA会長の“CL追放”発言に不快感を露わ!「非論理的で、不条理だ」

2021年04月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「我々にはCLを戦う権利がある」

チェフェリン会長(右)のコメントに不快感を示したマドリーのジダン監督(左)。 (C)Getty Images

 スペイン1部のレアル・マドリーを率いるジネディーヌ・ジダンは、欧州サッカー連盟(UEFA)の態度に不快感を示した。

 "欧州スーパーリーグ(ESL)"構想は、ヨーロッパのメガクラブが参加する新設リーグとして18日に発表された。アーセナル、チェルシー、リバプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、アトレティコ・マドリー、インテル、ミラン、ユベントス、バルセロナ、そしてレアル・マドリーという12クラブが参戦を明らかにしていたが、その後にバルセロナとR・マドリー以外の10クラブが撤退を表明している。

 しかし、発表当初は欧州サッカー連盟(UEFA)や国際サッカー連盟(FIFA)も激しく反発。なかでも、UEFAのアレクサンドル・チェフェリン会長は、今シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)に勝ち残っているクラブ、R・マドリー、シティ、チェルシーに対して「追放をやむを得ない」とまで"脅迫"していた。
 
 結果的にESLがとん挫したため、今シーズンの追放は回避される見込みだ。だが、ジダンはこの発言に不快感を露わにしたという。23日に行なわれたベティス戦の前日会見に出席した指揮官は「非論理的で不条理な言動だった」とコメントしたと米スポーツチャンネル『ESPN』が伝えた。

「我々はチャンピオンズ・リーグでプレーするし、その権利がある。バカげた話だし、あんな発言は不条理だ…。僕らはそのために準備をする。(追放の)心配はしていない。リーグ戦もチャンピオンズ・リーグも、チームはフィールドで力を発揮し、審判はサッカーのためにピッチ上で自分の仕事をすると思う」

 また、今後の展開について「ペレス会長と話したか?」という記者の質問に対しては、「何も変わらず、いつも通り時々会話をする。会長が望んでいるのは、チームが明日の試合に集中することだ」とコメントしている。

 24日に行なわれるベティス戦では、エデン・アザールとルカ・モドリッチが復帰する見込みだ。"雑音"に惑わされることなく、白い巨人は勝利を掴むことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】レアル・マドリーの「歴代10番」の系譜と戦績を厳選フォトで一挙チェック!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事