キャプテンがチームを勝利に導くゴラッソを叩き込んだ。

　J１リーグの11節、サンフレッチェ広島対アビスパ福岡が４月24日、エディオンスタジアム広島で行なわれ、敵地へ乗り込んだ福岡が、MF前寛之の決勝点で２対１と勝利を収めた。

　試合は１-１で迎えた58分、右サイドからのエミル・サロモンソンのクロスのこぼれ球にキャプテンの前が反応。左足を振り抜くと、ドライブがかかった豪快なボレーシュートが広島ゴールに突き刺さった。これが決勝点となり、福岡が今季２度目の連勝を飾っている。

　試合後、インタビューに応じた前は「跳ね返ってきたボールに良い位置を取れた。上から落とすようなボールを蹴ればチャンスがあると思った。狙い通りに蹴ることができた」と決勝点を振り返った。

　チームはこれでルヴァンカップも含めて公式戦３連勝。いい流れに乗ってきたという手応えも掴み始めているようだ。
「J１の舞台に慣れてきたというのもある。メンバーも入れ替わりながらもルヴァンで勝っていい流れで繋げてくれた。また今日勝って良い流れでいけるので、次のルヴァンも頑張りたい」

　下馬評では低い評価が目立った福岡だが、これでリーグ戦は勝点16とし、暫定８位に浮上。サポーターもチームの健闘に「強いぞ！長谷部アビスパ」「10年以上見てきた中で１番強い嬉しい」「最高です!!」「上位にも勝てるようになってきてすごい」と歓喜の声を上げる。また、決勝点の前のゴラッソにも「これはスーパー」「福岡の前ゴラッソすぎる」「ドライブかかってかっこいい」と称賛の声が寄せられている。

　福岡の次戦は４月28日のルヴァンカップ・グループステージ４節のアウェー・北海道コンサドーレ札幌戦。リーグ戦は５月１日にホームで12節・浦和戦を迎える。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「これはスーパー」前寛之の決勝ゴラッソ！