「怒号が響き渡った」久保建英と対峙したバルサDFにクーマン監督がプッツン→即交代の非情采配!「やり過ぎだ」

2021年04月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

急成長中の有望株に…

怒りの懲罰交代をクーマン監督は否定したが…。(C) Getty Images

 指揮官が激怒する姿は、テレビカメラにしっかりと抜かれていた。

 現地時間4月22日に開催されたラ・リーガ第31節で、首位のアトレティコ・マドリーを追走するバルセロナは、久保建英が所属するヘタフェと対戦。5-2の大勝を飾った。

 注目を集めているのが、バルサのロナルド・クーマンがブチギレたシーンだ。エネス・ウナルのPKで3-2と1点差に詰め寄られた直後の70分頃だった。タッチライン際に立ったオランダ人指揮官が、21歳のDFオスカル・ミンゲサを激しく叱責したのだ。

 よほどはらわたが煮えくり返っていたのだろう。なんと74分にはミンゲサを交代させ、ほとんど出番を失っているサミュエル・ウンティティを投入。後輩のリキ・プッチに慰められながら、ベンチに戻ってきたミンゲサが説明を求めようとしたが、目を合わせようともしなかった。

【動画】ブチギレたクーマン監督が、ベンチへ戻ってきたミンゲサに"塩対応"したシーンはこちら
 いったい何が気に入らなかったのか? 「怒号がスタジアムに響き渡った」と報じたスペイン紙『MARCA』などによれば、PKに繋がるクロスを送り込んだ久保への対応に加え、3バックの一角であるにもかかわらず、失点直後に攻め上がってリスクを犯したことが原因だったようだ。

 この日、左サイドに入った久保と何度かマッチアップしたミンゲサは、そのクーマンによってカンテラから引き上げられ、定位置を確保する勢いを見せている成長株。先のクラシコでは、ゴールまで決めている。有望な若手への一連の"仕打ち"について、『MARCA』紙は「あまりにも大きな罰で行き過ぎている」と苦言を呈している。

 当のクーマンは、試合後、「彼は素晴らしいシーズンを過ごしているが、学ぶ必要がある」と注目をつけた。ただ、交代に関しては、「怒ったのではなく、ウンティティにも出番を与えたかった」と"懲罰"を否定している。

 後半はややヘタフェのペースになる時間帯もあっただけに、チームを引き締めるためのメッセージという意味合いもあったのかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】久保建英が2点に絡む!ミンゲサが激怒されたシーンは4分40秒から
 

次ページ【動画】ブチギレたクーマン監督が、ベンチへ戻ってきたミンゲサに“塩対応”

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事