ガンバ戦で1G1Aの名古屋・相馬勇紀、次戦の首位川崎との大一番へ「向こうが上と思っていない」

2021年04月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「決勝戦という位置づけになると思う」

次節の川崎戦へ意欲を語った相馬。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 東京五輪を狙う若武者が輝きを放った。

 J1リーグは4月22日、11節の名古屋グランパス対ガンバ大阪を開催。名古屋がU₋24日本代表候補の相馬勇紀の1得点・1アシストの活躍で2対0と勝利を収めた。

 左サイドで相馬の切れ味鋭いドリブルがG大阪の脅威となった。まずは29分、敵陣中央でボールを保持した相馬は、一気にスピードアップして対峙したDFを振り切りクロスを供給。これを山崎凌吾が胸トラップから落ち着いて沈め、名古屋が先制する。

 さらに55分には吉田豊からのスルーパスに反応し、そのまま敵陣を切り裂くと、最後は三浦弦太をかわして右足で流し込んだ。相馬の全得点に絡む活躍と、今季10度目のクリーンシートで名古屋がG大阪を下した。

 試合後、勝利の立役者となった相馬は「2節以来、(ゴールという)結果を出せていなかったので良かった。チーム全体で掴んだ勝利だと思う」と2試合ぶりの勝利を喜んだ。

 自らのゴールに関しては「相手の背後をとることを意識していた。相手が飛び込んでくるのが見えたし、角度がなかったので、左足で切り返したが、良い位置に置けたのでスムーズにシュートが打てた」と振り返った。

 次戦は4月29日に行なわれる22節の川崎フロンターレ戦。勝点3ポイント差で追走する首位との大一番となるが、「決勝戦という位置づけになると思うが、しっかりと相手を分析して、チーム全体でいい準備をしたい。向こうが上とも思っていないので、全員の力で勝利をもぎ取りたい」と力強く語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】キレッキレのドリブルからの切り返し! 相馬勇紀が今季2点目をゲット

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