ベイル&ソン・フンミンに被弾のサウサンプトン、“渦中”のトッテナムに痛恨の逆転負け…南野は3試合連続出番なし

2021年04月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

74分のソン・フンミンのゴールは幻に終わるも…

幸先よく先制したサウサンプトンだったが、最後はソン・フンミン(中央)のゴールで逆転を許した。(C)Getty Images

 日本代表FW南野拓実の所属するサウサンプトンは現地時間4月21日、プレミアリーグ第29節で7位のトッテナムと敵地で対戦。南野はリーグ戦3試合連続でベンチスタートとなった。

 19日に指揮官モウリーニョを電撃解任したトッテナムは、緊急登板した29歳のメイソン暫定監督の初陣。さらに、大きな批判を浴びた欧州スーパーリーグからの撤回を発表したばかりとあって、注目を集めた。

 最初にビッグチャンスを迎えたのはアウェーのサウサンプトンだ。開始2分、左サイドからのアーリークロスにサリスが合わせたヘッドが、相手守護神ロリスに弾かれたところを、こぼれ球に反応したアダムスがゴール至近距離からボレーシュート。しかし、これもロリスの好守に遭い、決定機をモノにすることができない。

 さらに13分にもハーフウェイライン付近からのべドナレクの縦パスにペナルティエリア内で反応したウォーカー=ピータースがGKと1対1となるも、タイミングよく飛び出したロリスに三度阻まれる。

 迎えた30分、名手ウォード=プラウズのCKにイングスがニアで合わせたヘディングシュートで鮮やかにネットを揺らし、アウェーチームが先制に成功する。イングランド代表FWは今季リーグ戦の得点を二桁に乗せた。
 
 1-0で折り返した後半はトッテナムにペースを握られ、ソン・フンミンらタレント揃いの攻撃陣に押し込まれると、60分にはゴール前でこぼれ球に反応したベイルに絶妙なコントロールシュートを決められ、同点に追いつかれる。その後も守備に回る時間が多く、なかなかチャンスを作り出すことはできない。

 74分にはペナルティエリア中央にラストパスを通され、最後はソン・フンミンにネットを揺らされるが、ここはシュートに関与していたルーカスがオフサイドとなり、VAR検証の末にノーゴールとなる。

 状況の打開を目指し、84分には3枚目の交代カードでレドモンドを投入。南野は3試合連続で出番なしとなった。

 その後もスコアは動かず、このままドローで終わるかと思われた90分、アウェーチームはペナルティエリア内でファウルを犯し、PKを献上。これをソン・フンミンに決められ、土壇場で逆転を許してしまう。

 結局、試合はこのまま終了。注目のゲームは1-2で、サウサンプトンが"渦中"のトッテナムに痛恨の逆転負けを喫した。

 次戦は5月1日に行なわれる第34節で、レスターとホームで対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】なんという落ち着き!南野が難敵チェルシーから奪った鮮烈弾(29秒~)

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