「スペインではすでに危険」まさかのピャニッチ招集外に伊メディア騒然!「スタンドで8つ目のトロフィーとは…」

2021年04月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

ラ・リーガでは出場17試合で無得点

コペ・デル・レイ決勝でまさかの招集外となったピャニッチ。試合後のセレモニーには参加したが…。(C) Getty Images

 4月17日のコパ・デル・レイ決勝で、バルセロナはアスレティック・ビルバオに4-0で勝利し、ロナルド・クーマン体制で初タイトルを獲得した。リオネル・メッシの移籍志願騒動や前経営陣の退陣など、混沌とした状況から戦ってきたシーズンだけに、戴冠の喜びもひとしおだろう。

 3年ぶり31回目の優勝に沸くバルサだが、すべての選手がピッチ、あるいはベンチでその瞬間を迎えたわけではない。今シーズンにユベントスから加入したミラレム・ピャニッチは、大事なファイナルで招集メンバーから外され、仲間たちの活躍をスタンドから見守るだけだった。

 ユベントスで4年連続セリエA優勝に貢献してきたピャニッチだが、アルトゥールとの実質的なトレードで加入したバルサでは、思うように活躍できずに苦しんでいる。

 今シーズンのラ・リーガで出場17試合(先発6試合)の無得点。チャンピオンズ・リーグでもグループステージは全試合先発出場したが、パリ・サンジェルマンとのラウンド・オブ・16は2試合とも終盤からの出場にとどまった。公式戦28試合出場でネットは揺らせていない。

 それだけに、トロフィーが懸かるファイナルでのメンバー外の意味は大きい。昨季までピャニッチがプレーしたイタリアのメディアは、司令塔の今後に注目しているようだ。

【動画】バルサが圧巻の4ゴール!コパ・デル・レイ決勝のハイライト
 
『fanpage.it』は、「ピアニッチは哀愁のスタンド」「出場せずにプロ8つ目のトロフィー」と報道。『Corriere dello Sport』紙は、「スペインでの冒険がすでに危険になり得る可能性」と、バルサがピャニッチを放出する考えではないかと伝えた。

「メルカートでの今後の選択に関しても明確な意図と思われる」

 メッシ慰留を目指すジョアン・ラポルタが再び会長となり、新たな道を進もうとしているバルサ。そこに、ピャニッチの居場所はあるのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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