「ジダンの下でプレーしたいなら改善が義務」久保建英の課題をマドリー寄りメディアが指摘!「クオリティは最高レベルだが…」

2021年04月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

ヘタフェ指揮官も同意

18日に今シーズン3度目のマドリー戦に挑む久保。ジダン監督(右)にアピールする絶好のチャンスだ。(C) Getty Images

 現在、ヘタフェで武者修行中の久保建英は、レアル・マドリーに戻れるのか。来シーズンの去就に注目が集まっている。

 そんななか、この日本代表MFの課題を挙げたのが、マドリーの専門メディア『Defensa Central』だ。「フィジカルを改善することは、(ジネディーヌ)ジダン監督の下でプレーするためのクボに対するマドリーの義務だ」と題した記事を掲載。「日本人選手は、マドリーに足場を築くために、肉体的に成熟する必要がある」と指摘している。

「タケフサ・クボは、リーガで最高のクオリティを誇る若手選手のひとりだ。彼は特別なプレーヤーだが、継続的にプレーできいない。ここまでマジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェでプレーしたが、誰もが認めるスターターではない。それは彼の体格によるものだ」

 記事は、「マドリーは、クボの将来に大きな期待を寄せている。だが、チームに落ち着くにはフィジカルを改善する必要がある」と綴り、「ジダンは彼の技術的価値は分かっているが、マドリー、より具体的にはヨーロッパでプレーするにはフィジカルに顕著な変化がなければならない」と続けている。

【動画】翻弄された敵DFが思わず尻もち!前節のカディス戦で久保建英が披露したドリブル突破はこちら
 さらに、ヘタフェのホセ・ボルダラス監督が先日の『EFE通信』のインタビューで、「タケは素晴らしいプレーヤーだが、まだ若く、特にフィジカルのレベルで成熟する必要がある」と語ったことにも言及しつつ、こう締めくくっている。

「サッカーはよりフィジカル的になっている。スキームの改善とフィジカル的な進歩がより重要であるため、テクニカルなプレーヤーが決定的な存在になる可能性がどんどん少なくなっている。バイエルン・ミュンヘンが昨シーズン、選手のフィジカル的な優位性を活かしたサッカーでアドバンテージを得たことからもそれが分かる」

 もちろん、小柄な久保が一朝一夕でフィジカルを改善するのは難しい。ただ、先日のカディス戦では、デュエルで負けずにボールを奪取したシーンもあった。"武闘派揃い"のヘタフェでのトレーニングにより、逞しくなったのであれば、ミスマッチが指摘されているこのチームに来た意味もあったと言えるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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