「世界で最も伝統的で有名」サウサンプトン指揮官がFAカップへの想いを熱弁!45年前の快挙には「全てを知っている」

2021年04月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「初めて見たサッカーの試合のひとつ」

オーストリア人指揮官ハーゼンヒュットルが、FAカップに関する興味深いエピソードを明かした。(C)Getty Images

 ラルフ・ハーゼンヒュットル監督が、格式高いFAカップに熱い想いを語った。地元メディア『Daily Echo』が伝えている。

 サウサンプトンは今シーズン、リーグ戦は思うように勝点を積み重ねられず、下位に甘んじているもの、FAカップでは健闘。4回戦ではアーセナルを破るなど快進撃を見せ、18日にはファイナル進出を懸けて、レスターと激突する。

 大一番を前に、取材に応じた53歳のオーストリア人指揮官は、今回で140回目を数える世界最古の大会にまつわる、興味深い裏話を明かしている。

「この大会の伝統は、イングランドではよく知られているが、ヨーロッパでもよく知られている。世界で最も伝統的で有名なカップ戦であることは間違いない。そして私が初めて見たサッカーの試合は、FAカップの決勝戦だったと思う。ウェンブリーの雰囲気は最高で、ピッチは信じられないほど美しかった。白黒のテレビではなく、カラーだったかな。とても早い時間帯の試合で、たしかリバプールが勝ったと記憶している。とても面白い試合だったね。
 
(ミッドウィーク開催ではなく)週末に3、4回このカップ戦を行うというのは、ヨーロッパのリーグの中でもユニークなことだと思う。これは、この国の人々にとって、カップ戦がいかに重要であるかを示しているし、私たちもそうあるべきだね」

 また、チームを率いて3年目となる同監督は、当時2部ながら、決勝でマンチェスター・ユナイテッドを下して初優勝した1975-76シーズンにも言及。その快挙については「全てを知っている」と伝えた。

「私がここに来てすぐに、そのことについて全てを聞いたよ。この辺りでは写真を見ることができる。ドレッシングルームに向かう途中の写真や、女王陛下からトロフィーを授与された時の写真など。だから、すべてを知っているのだ」

 サウサンプトンは現在リーグ3位につける難敵を打ち破り、2度目の戴冠への挑戦権を得ることはできるか。なお、日本代表FW南野拓実は、今季リバプールで既に同大会に出場しているため、大会規定によりプレーすることはできない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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