【J2】金沢との上位対決を制した新潟、ひとり少ない東京Vを下した琉球が揃って無敗をキープ!大量6得点の京都が3位浮上

2021年04月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

愛媛は今季初の無失点でシーズン初白星

吉田(左)の今季3ゴール目が愛媛のシーズン初勝利をもたらした。写真:徳原隆元

 J2リーグは4月17日、第8節の10試合を各地で開催した。首位を走るアルビレックス新潟がツエーゲン金沢との上位対決を制し、1位を堅持。同勝点で追走するFC琉球は、退場者を出した東京ヴェルディを2-0で下し、ともに無敗をキープした。

 開幕から6勝1分と負け無しの首位新潟は、4月唯一のホームゲームで3位の金沢と対戦した。

 試合は、リーグトップの21得点をマークする新潟の攻撃陣が金沢ゴールに襲い掛かる。しかし相手の粘り強い守備に手を焼き、ノーゴールのまま後半を迎える。すると65分、ここまで全試合スタメン出場を果たしていたロメロ・フランクが足を痛め、担架でピッチ外へ運ばれてしまう。代わって出場したのは今シーズン初出場のFW矢村健だ。

 77分に本間至恩が敵陣でボールを奪うと、前線へパスを供給。これに反応した矢村がペナルティエリア内に侵入し右足を一閃。ゴール左隅にシュートを決める。このゴールが決勝点となり、1-0で新潟が勝利。無敗を「8」に伸ばし、勝点22で首位をキープしている。

 同じく無敗の琉球は、4月に入り2連勝中の東京Vと対戦。前半は全くの互角の内容だったが、41分に東京Vの佐藤優平がレッドカードで一発退場になってしまう。

 ひとり少なくなった相手を攻め立てた琉球は、62分に右SBの田中恵太が左足の強烈なシュートで均衡を破る。さらに67分にはPKから富所悠が追加点を奪い、2-0で勝利を収めた。勝点22で新潟に並ぶものの、得失点差で2位となっている。
 
 京都サンガF.C.はホームでギラヴァンツ北九州と対戦。ピーター・ウタカがハットトリック、ヨルディ・バイスの2得点、DF飯田貴敬にもゴールが生まれ、6-1で大勝。勝点16で3位に浮上した。

 敵地でファジアーノ岡山と対戦した水戸ホーリーホックは、前半のアディショナルタイムに下口稚葉にゴールを許し1点ビハインドで後半を迎える。すると、70分に中山仁斗、90分に松崎快がゴールを決め2-1で逆転勝利。勝点12で暫定5位に浮上した。

 大宮アルディージャのホームに乗り込んだ愛媛FCは、15分、左サイドのクロスに走り込んだ吉田眞紀人がシュートを決め先制に成功。このゴールを守り切り今シーズン初の無失点試合で、今季初勝利を挙げた。

 そのほか、ブラウブリッツ秋田対モンテディオ山形、ジェフユナイテッド千葉対栃木SCはそれぞれスコアレスドロー、松本山雅FC対ヴァンフォーレ甲府は3-3で引き分けに。

 レノファ山口FCはホームで1-0とザスパクサツ群馬に、FC町田ゼルビアは敵地で3-0とV・ファーレン長崎にそれぞれ勝利を収めている。

 J2リーグ第8節の残り1試合、SC相模原対ジュビロ磐田は明日18日に行なわれる。

4月17日のJ2リーグ第8節の結果は以下の通り。

【J2第8節PHOTO】大宮 0-1 愛媛|愛媛が吉田のゴールで待望の今季初勝利を挙げる

秋田0-0山形
大宮0-1愛媛
千葉0-0栃木
松本3-3甲府
新潟1-0金沢
京都6-1北九州
山口1-0群馬
長崎0-3町田
岡山1-2水戸
琉球2-0東京V

4月18日開催
相模原磐田

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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