代表選手1名が活動終了3日後の検査を実施せず…JFAが確認不足を謝罪

2021年04月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

当該選手は2日目と4日目の検査で陰性を確認

厳格な感染予防の下で3月にA代表2試合、U-24代表の2試合を行なった日本。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本サッカー協会(JFA)は4月16日、3月に開催された日本代表およびU-24日本代表の活動終了後の検査で誓約違反があったと公表した。

 3月に行なわれた日本代表の国際親善試合・韓国戦、ワールドカップ・アジア2次予選のモンゴル戦、およびU-24日本代表のアルゼンチンとの2試合では、JFAの責任下において厳格な防疫措置を講じることを条件に、日本政府から対戦国などの入国許可をもらい実施することが可能になっていた。

 入国時の検査はもとより、滞在中のホテルでも完全に隔離され、日本代表では国内組と海外組でもフロアを分けるなどの措置を取る徹底ぶりだった。

 さらに代表活動中にのみならず、代表活動終了後(バブル解除後)14日間についても厳格な防疫措置が適用され、活動終了後3日目、14日目および Jリーグの試合前にも検査を実施、行動管理および健康フォローアップも行なわれていた。
 
 しかし、そのなかで代表活動後3日目の検査を行なわず、Jリーグの試合に出場していた選手が1名いたことが判明。

 JFAによると、「選手が所属するクラブに対する JFA からの説明および確認不足によるものです」として、「今回の代表活動の受入責任団体として、このような事象が発生したことは非常に遺憾であり、事象の発生を大変重く受け止めております。関係各所にご迷惑をおかけすることになりましたことをお詫び申し上げます」と謝罪する事態となった。

 関係者によると、当該選手は「2日目と4日目には検査を受けており、それぞれ陰性が確認されている」という。

 今回発生した事象を受け、JFAは3月に招集された選手が所属する全てのクラブと連絡をとり、検査などの必要な措置に関して改めて説明。「人々の健康や安全・安心を最優先に、JFAでは関係するクラブとともに防疫措置を徹底し、再発防止に努めてまいります」としている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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