「頭痛の種だ」久保建英のマドリー復帰は“7人で2枠を争う”熾烈な競争か。「空席は限られている」

2021年04月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「中盤はかなりの数の候補者がいる」

今季3度目のマドリー戦に挑む久保。ジダン監督(右)にアピールできるか。(C) Getty Images

 4月18日に先行開催されるラ・リーガ第33節で、ヘタフェの久保建英は、保有元のレアル・マドリーとの大一番に挑む。久保にとっては、来シーズンのマドリー復帰に向けたアピールの場ともなる重要な一戦だ。

 そんななか、来シーズンのマドリーの戦力動向について伝えたのがスペイン・メディア『Fichajes.net』だ。「フィールドの中央は、移籍市場におけるマドリーの頭痛の種」と題した記事で、「中盤はかなりの数の候補者がいる」と伝えた。

 報道によれば、来シーズンのマドリーの中盤は、ルカ・モドリッチ、トニ・クロース、カゼミーロ、フェデリコ・バルベルデの4人は当確。「空席はせいぜい限られている」とし、残りの枠は「少なくとも2つ」と綴った。

 その候補者として名前が挙がったのは、新戦力では、ともにジネディーヌ・ジダン監督と同じフランス人のエドゥアルド・カマビンカ(レンヌ)とウセム・アウアー(リヨン)。カンテラ(下部組織)からの昇格候補としては、アントニオ・ブランコ、セルヒオ・アリバスの2人をピックアップした。

【動画】翻弄された敵DFが思わず尻もち!前節のカディス戦で久保建英が披露したドリブル突破はこちら
 そして現在は貸し出されているレンタル組として、ダニ・セバジョスとマルティン・ウーデゴー(いずれもアーセナル)とともに、久保の名前も挙がっている。

 久保には「EU圏外選手枠」の問題もあるが、ブラジル代表FWのヴィニシウス・ジュニオールがスペイン国籍を取得できる見込みで、そうなれば一枠が空くことになる。

 日本代表MFは2列目のほうが得意としているため、あくまで中盤の選手として考えた場合ということになるが、記事によれば「2枠を7人で争う」構図となっている。

 いずれにしても、今シーズンは出場機会に恵まれていない19歳は、残り試合で結果を出さなくてはならない。その最も重要な舞台となる次節のマドリー戦で、敵将ジダンの目の前でインパクトを残すことができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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