宇佐美の一発でG大阪が待望の今季初勝利! 敗れた鳥栖は攻めあぐね終盤の反撃も実らず

2021年04月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

福田のサイドチェンジから宇佐美が技ありショット

チームに今季初得点をもたらした宇佐美。コースを突いた見事なシュートでゴールネットを揺らした。塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは4月14日、前倒しで第18節の2試合、第19節の2試合の計4試合を各地で開催。駅前不動産スタジアムで行なわれたサガン鳥栖とガンバ大阪の一戦は、1-0でG大阪が勝利した。

 堅守を誇る鳥栖に対し、ここまで4試合を戦って"無得点"で"未勝利"G大阪が挑む。互いに球際で激しく戦い、スピーディな攻防を展開。相手ゴール前での際どいシーンもいくつか見られたが、決め手を欠いてゴールは生まれず。前半は0-0のスコアレスで折り返す。

 迎えた後半、立ち上がりにペースを掴んだのは鳥栖。シンプルかつ素早いアタックを見せ、ボールを失えば即座に攻守を切り替え、奪いにかかる。G大阪はなかなか攻撃の糸口を見つけられない。

 58分には鳥栖の林大地が良い形で抜け出して、エリア内から右足を思い切り振り抜く。だが、これは枠を捉え切れなかった。

 依然として鳥栖が有利に試合を進める一方で、G大阪も粘り強いディフェンスでゴールを許さない。両チームとも集中力の高いプレーでやり合う。

 63分にはG大阪の福田湧矢がCKのこぼれ球を拾って強烈なミドルを放ったが、ゴールネットを揺らすには至らず。さらに66分には宇佐美貴史が中央からこじ開けようとしたが、シュートは相手にブロックされる。
 
 守勢に回る時間の長かったG大阪だが、徐々に盛り返していくと、68分、ついに均衡を破る。福田からのサイドチェンジを絶妙トラップで収めた宇佐美がコースを突いた見事なシュートを突き刺す。G大阪が5試合目にして、待望の今季初ゴールを奪った。

 その後は鳥栖の反撃をシャットアウト。宇佐美が挙げた1点を守り抜いたG大阪が今季初白星を掴んだ。

 次節の第10節は、18日に鳥栖はアウェーで名古屋グランパスと、G大阪はホームで清水エスパルスと対戦する。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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