プロ内定者から選手権のヒーロー、J指揮官が惚れ込んだ逸材まで…2021年大学サッカー注目選手15選

2021年04月14日 竹中玲央奈

ペトロヴィッチが惚れた才能

今季の大学サッカーも逸材が目白押し。写真は、左から山原(筑波大)、木村(関西学院大)、山口(鹿屋体育大)。写真:竹中玲央奈

 4月3日に開幕した関東大学サッカーを皮切りに、各地域の大学リーグが続々と開幕している。注目の4年生が続々と進路を決めていっているが、Jリーグ内定者以外にもまだまだタレントは豊富で、全国各地に逸材は揃っており、これからも続々と加入内定が発表されていくだろう。今回は全国の大学リーグを対象に、未内定者を中心に注目すべき15人を選出した。いずれもプロ入り、そしてその後の活躍が期待される選手ばかりだ。

【PHOTO】J内定者から隠れた逸材まで…2021大学サッカー注目プレーヤー
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GK 早坂勇希(桐蔭横浜大4年・川崎フロンターレU-18)
今年の大学ナンバーワンGKは彼で間違いない。シュートストップ、ビルドアップ、ハイボールへの判断、そして90分切らさぬコーチングと、GKとして求められる要素すべてを高水準で備える。王者・川崎が「呼び戻す」ことが濃厚だ。

GK 清水羅偉(日本文理大4年・大分トリニータU-18)
3月に行なわれたデンソーチャレンジカップで九州選抜は関東勢以外で唯一ベスト4に残ったのだが、彼の活躍なしにそれは語れない。GKとしてサイズは大きくない(180センチ)が、シュートに対する鋭い反応や寄せの判断を武器に好セーブを連発する。大分U-18時代に2種登録経験もあり。

DF 井川 空(筑波大4年・北海道コンサドーレ札幌U-18)
後方からの鋭いフィードで攻撃を作り、ゲームメイクができるCB。3年次に茨城で札幌が行なった練習試合に呼ばれた際にミハイロ・ペトロヴィッチが惚れ込んだという話も。

DF 山原怜音(筑波大4年・JFAアカデミー福島)
大学サッカーナンバーワンと言っても過言ではない、特別なキックの持ち主だ。左右両足から放たれるシュートやクロスの質はプロ顔負けで、少しでも時間を与えたら得点に直結するキックが飛び出す。来季の清水内定が発表されている彼の両足は、間違いな、観に行く価値がある。

DF 森 昂大(びわこ成蹊スポーツ大4年・創造学園高)
大阪体育大は近年、田中駿汰(札幌)、林尚輝(鹿島)と良質なCBを送り込んでいるが、その系譜を次ぐ可能性があるのが森だ。対人の強さとヘディングを武器とし、際の部分で身体を張ることができる。複数のJクラブが関心を示す"闘える"CBだ。
 

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