[国際親善試合]日本女子代表７-０パナマ女子代表／４月11日（日）／国立競技場

　８日のパラグアイ戦に続き、パナマ戦でも７発の大勝を収めたなでしこジャパン。チームの３点目を決めるなど、高いパフォーマンスを発揮したMF長谷川唯が、試合後の会見でイタリアでの自身の成長について語った。

　所属チームの事情により、ほかの選手よりも遅く９日から代表に合流した長谷川だが、パナマ戦では移動の疲れを感じさせないプレーでスタンドを沸かせた。それでも、「まだまだシュートのところは課題ですし、やることはたくさんある」とさらなるレベルアップを誓った。

　長谷川は今年１月末に、日テレ・東京ヴェルディベレーザからイタリアの名門・ミランに完全移籍。それからは、試合に出場するたびにインパクトを残し続け、早くもチームにとって無くてはならない存在となっている。
 

　新天地での自身の成長について、「まだ大きくは成長できていない」と語る長谷川だが、体格差のある外国人選手とマッチアップできる日々は、有意義な時間だと感じているようだ。

「まだ数か月なので、自分自身でそこまで大きく成長したと思えるところはまだないです。ただ、向こうではフィジカルコンタクトが多いので、今日はなかなかそういう部分は出せなかったですけど、これから生かしていけたらいいなと思っています」

　また長谷川は、これから代表活動に参加するうえでアドバンテージになり得る欧州からの長距離移動に対して、「ちょっときつい部分があったとしても、それは言い訳にはならない」と力強くコメントした。

　強いメンタルも持ち合わせるなでしこジャパンの絶対的司令塔は、約３か月後に迫る東京オリンピックで、どんな成長した姿を見せてくれるだろうか。楽しみは尽きない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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