「あれはPKだ。VARがいるのに…」クラシコで痛恨黒星のクーマン、判定に怒り! ジダンは反論「ピッチでマドリーが勝った」

2021年04月11日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「攻守ともに良くなかった」と認めつつ…

試合後に主審に食って掛かるクーマン(左端)。(C) Getty Images

 宿敵に屈し、暫定首位浮上の機会を逸し、逆に3位に転落した。バルセロナにとって、4月10日のラ・リーガ第30節でレアル・マドリーに敵地で1-2と敗れた痛手は大きい。

 ロナルド・クーマン監督は、フェルラン・メンディにマーティン・ブライトワイトが倒された場面でPKが与えられなかったことに不満を表した。米スポーツチャンネル『ESPN』によると、クーマンは『Movistar』で「みんな試合を見た。バルサファンなら怒っている。いくつか判定に不満だ」と述べた。

「まず、前半のわれわれが攻守ともに良くなかったことは言っておきたい。後半は良くなった。わたしが求めているのは、審判たちに正しいジャッジをしてほしいということだけだ。あれはPKだよ。それに、VARとの(コミュニケーションの)問題で3分かかったのに、アディショナルタイムが4分だけだった。ただ、明白だったのはPKだ。主審、副審、VARといるのに…」

 試合後の会見でも、「そのことは話したくない」としたうえで、クーマンは「PKのような明白な問題があったというのがわたしの意見だ。みんな見たはずだよ」と話している。

「だからこそ、VARがあるんじゃないか。こういう状況で審判たちを助けるためにね」

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 これに対し、マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は「それぞれの感情がある。審判がPKにしなかったのは、PKじゃなかったからだ。アディショナルタイムを決めるのも審判だ。大事なのは、われわれがピッチでやったことだよ」と語った。

「われわれは多くの得点チャンスをつくった。バルセロナは本当に良いチームだ。試合前は彼らの順位が上だったから、われわれは喜べるね。判定だけの問題とは言えない。ピッチでわれわれが勝利したんだ」

 リーガは暫定ながら66ポイントでマドリーとアトレティコ・マドリーが並び、1差でバルセロナが追う展開。アトレティコは11日にベティス戦に臨む。3強による激しいタイトルレースは、最後まで目が離せなくなりそうだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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