「是非ここで決勝を迎えたい」国立で7発大勝のなでしこ、高倉監督は金メダル獲得へ意欲

2021年04月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

菅澤のハットトリックなどでパナマを一蹴! テストマッチ2連勝

東京五輪へ強い意気込みを示した高倉監督。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 国際親善試合のなでしこジャパン(日本女子代表)対パナマ女子代表の一戦が4月11日、国立競技場で行なわれ、7-0でなでしこジャパンが勝利を収めた。

 なでしこジャパンは前半からパナマを圧倒。開始9分の菅澤優衣香の2試合連続ゴールで先制すると、16分にも清水梨紗の代表初ゴールで追加点。さらにACミラン所属の長谷川唯が3点目を奪うと、菅澤、籾木結花と続き、前半で5点をリードした。

 後半はやや失速気味となったが、菅澤のこの日ハットトリックとなるゴールで6点目を奪うと、途中出場の杉田妃和の代表初ゴールも決まり、7-0とする。結局、なでしこジャパンが7-0でパナマ女子代表を下した。

 試合後、インタビューに応じた高倉麻子監督は「7点取って勝てたのは良かったが、停滞する時間もあった。判断ミス、精度の低さも目立ったので、まだまだこれから上げていきたい」と大量得点での勝利を評価する一方で、課題も挙げた。

 また、2試合連続の無失点について問われ、「守備はチームとしてやってきている。ポジショニングや同時に圧力をかけていくことに関しては良くなっていると感じる」とチームの成長に手応えを示している。

 この日は新国立競技場として、初めての代表戦となった。決勝の舞台でもあるスタジアムでの勝利に指揮官は「素晴らしいスタジアムで、応援に来ていただいた方の声援も聞こえたし、是非ここで決勝を迎えたいなという強い気持ちになった」と、来る東京五輪でのファイナル進出、金メダル獲得へ、改めて強い意欲を示した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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