「オクガワが降格圏から救出した」OGを誘発したビーレフェルト奥川雅也を現地メディア称賛!「過少評価されている」

2021年04月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「残留を目指すチームにとって大きな勝利」

記録上はOGとなったが、決勝点をもたらす仕事をしてみせた奥川。(C)Getty Images

 現地時間4月9日、ブンデスリーガ第28節が行なわれ、堂安律と奥川雅也が所属するビーレフェルトはフライブルクと対戦し、1-0で勝利を収めた。

 日本人アタッカーふたりはともに先発し、攻撃を牽引。堂安は前線の起点となり、90分まで出場。奥川はフル出場で、68分に決勝点となるオウンゴールを誘発するシュートで、勝利に貢献した。

 勝点3ポイントを得たビーレフェルトは暫定で14位に浮上し、降格圏脱出に成功。フランク・クラマー監督は「これで(残留を争う)他のチームの結果を余裕をもって見守ることができる」と胸を撫で下ろした様子。現地メディア『FCUpdate』は「この勝利は、1部残留を目指すチームにとって、非常に大きな意味を持つ。同じく降格から逃れようと戦うチームに大きなプレッシャーを与えたと言えるだろう」と伝えた。
 
 また、『Neue Westfälische』は、「オクガワの鋭いシュートがビーレフェルトの貴重な1点を呼び込んだ」とその積極性を称えている。さらにスペイン紙『AS』は「オクガワがレッドゾーン(降格圏)からチームを救出した」と伝え、「勢いのあるビーレフェルトは、得点シーン以外にも惜しいシーンはあったが、チャンスを活かせなかった。だが、この日のフライブルクが彼らより劣っているのは明らかだった」と綴っている。

 ちなみに、この日のゴールがブンデスリーガ公式サイトにアップされると、現地ファンからは「オクガワは過小評価されている」「これはほぼ彼のゴールだろ」「鋭角からのいいシュートだった」などの称賛の声が上がっている。
 
 ブンデスリーガは残り6試合。ビーレフェルトは17日にアウクスブルク、20日にシャルケ、25日にはボルシアMGと対戦する。日本人アタッカーコンビは、チームを念願の残留に導くことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】奥川雅也の思い切ったシュートがOGを誘発! 試合のハイライトはこちら

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