「東京五輪への想いというか…」代表デビューの18歳に芽生えた感情とは?【なでしこジャパン】

2021年04月09日 サッカーダイジェスト編集部

「そこまで緊張することなく」(木下)

木下は80分に登場し、代表デビュー。トップ下を務めた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 日本女子代表は4月8日、パラグアイ女子代表との国際親善試合で7-0の勝利を収めた。日本が快勝したこの試合で、代表デビューを飾ったのが木下桃香だ。

 日テレ・東京ヴェルディベレーザに所属する木下は2003年3月2日生まれで、先月18歳になったばかり。高倉麻子監督から「デビュー戦だね。遠慮せずにゴールを目指してやってこい」と背中を押されピッチに登場した。

 本人はデビューした試合を「そこまで緊張することなく、自然に入れて得意とするパスを出せました。ただ、守備やゴールに絡む働きなど、課題はあるかなと思いました」と冷静に振り返りつつも、「素直に嬉しい」と初陣への想いを語った。

 また、80分からの出場でプレー時間がわずかだったことについてはこう語る。

「与えられた時間の中でやることをやらなきゃいけない。出番が限られてくるのは自分でも分かっていたので、そのなかで少しでも良いプレーを出せたらいいなと思っていました」
 
 これまで代表戦に出たことがなかった木下にとっては、今年開催予定の東京五輪出場は遠い目標だったかもしれない。それでも「代表デビューして東京五輪への想いというか、なでしこジャパンに選ばれ続けたいという想いが強くなりました」と芽生えた感情を口にした。

「もう1試合、国立競技場で試合があるので、少しでも長い時間試合に出てみなさんの心に残るプレーというか、面白いプレーができるように頑張りたいです」

 なでしこジャパンの強化試合2戦目は11日(日)。パナマ女子代表との一戦での18歳のMFのパフォーマンスに注目だ。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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