「非常に心残り」開幕から8戦7敗と低迷、横浜FC下平監督の解任が正式決定。後任はユース監督の早川知伸

2021年04月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

一昨季、13年ぶりのJ1昇格へ導く

試合中に指示を送る下平監督。(C)SOCCER DIGEST

 横浜FCは4月8日、下平隆宏監督の解任ならびに、同ユース監督の早川知伸氏のトップチーム監督就任を発表した。

 下平監督は一昨季、横浜FCを13年ぶりのJ1昇格へ導くと、昨季は攻撃的サッカーを掲げ、15位でフィニッシュ。迎えた3年目の今季は渡邉千真や伊藤翔ら経験豊富なアタッカーも迎え、トップ10入りを目指していたが、開幕から7敗1分と低迷。最下位に沈み、22失点もリーグワーストとなっている。

 下平監督はクラブHPを通じて、以下のようにメッセージを寄せている。

「横浜FCのファン、サポーターの皆様、そしてスポンサーの皆様、いつも応援、サポート頂きありがとうございます。昨晩の試合後、GM、社長と話し合いの場を持ちクラブを離れることになりました。今季はJ1定着を目指し、トップ10入りを目標にしましたが、思うような結果を出せなかったことに強く責任を感じております。
 
 ただ、選手、スタッフ、クラブスタッフとチーム一丸となり戦えたことは本当に誇りに思いますし、みんなには感謝の気持ちいっぱいです。横浜FCには2年と少しの在籍になりましたが、素晴らしい経験と沢山のいい思い出を作ることができました。本当に感謝しています。このクラブが好きになり愛着もありましたが、結果を出せずに、こういう形でクラブを離れるのは非常に心残りですが、これからも横浜FCというクラブが発展していくことを切に願っています。

 改めて、クラブ関係者の皆様、ファン、サポーターの皆様、スポンサーの皆様、本当ありがとうございました。そして、これからも横浜FCをよろしくお願いします」

 後任の早川氏は、現役時代は横浜FCや浦和レッズなどでプレー。2010年に引退後、横浜FCのジュニアユースの監督などを経て、昨季からユースチームで指揮を執っていた。

 早川氏は新指揮官就任に際し、意気込みを伝えている。

「横浜FCで監督をさせていただけることに感謝しております。2003年に選手として加入してから今年で19年目を迎えます。横浜FCは、自分自身にとって最高のクラブです。多くの仲間と出会い、素晴らしい経験をさせていただき、自分をここまで成長させてくれた最高のクラブです。この横浜FCへの想いは誰にも負けません。強い決意と覚悟をもって戦うことを誓います。よろしくお願いいたします」

 20チーム中、4チームが降格という過去にない厳しいレギュレーションとなっている今季のJ1。装い新たに、横浜FCはここから立て直しを図ることができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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