【横浜FC】無敗の強敵・広島戦へ――下平監督が警戒する攻守の“堅さ”「とくに後ろ4枚は…」

2021年04月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「選手たちも進んでいっている自覚はある」

下平監督が広島戦の警戒すべきポイントを挙げた。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

 前節で今季初の勝点1を獲得した横浜FCは次節、いまだ無敗の好調・サンフレッチェ広島をホームに迎える。4月6日、下平隆宏監督がオンラインで取材に応じ、次戦で警戒すべきポイントを挙げた。

 前節の柏レイソル戦では、38分にセットプレーの流れから田代真一が先制点を奪うも、後半に押し込まれる展開となり、試合終了間際の90分に土壇場の同点弾を決められ、1-1の痛み分けを喫した。

 しかし、それまで6連敗中だった横浜FCにとって、今季初めての勝点獲得。指揮官は、「90分で追いつかれてしまったので、どちらかというと勝点2を失ってしまったという方が強い」と悔しさを見せつつも、「勝点1を積んで連敗を止めたということで、少し前進した。選手たちも進んでいっている自覚はあると思う」と前向きに受け止めた。

 精神的な面で手応えがあったのも事実だが、その喜びも束の間。次戦は7日に、ここまで無敗で6位に位置する、好調の広島と対戦する。
 
 直近2年で採用してきた3バックから、今季は最終ラインに4枚のDFを置き、守備力に定評のある広島に対し、下平監督も「非常に守備は堅いイメージ」と警戒を強めた。

「とくに後ろ4枚は守備的な選手を揃えていますし、能力的にも高い。ただ、おそらく前からプレッシャーをかけてくるので、そこをうまく剥がせれば、うまくスペースを突くことができるのではないかと思っています。ビルドアップのところでしっかりスペースを見つける作業はまた必要になってくる」

 下平監督が感じている"堅さ"。それは守備においてだけではない。
「攻撃に関しても手堅い印象があります。むやみに手数を出さないというか、手堅く攻撃もしますし、堅い守備もしてくる」

 攻守両面で"堅い"試合運びをしてくる強敵を相手に、どんなサッカーを見せられるか。ここから勝点を積み上げ、まずはなんとしてでも降格圏脱出を果たしたいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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