浦和が明本&槙野の2発で競り勝つ! 鹿島は前半終了間際の同点弾むなしく3連敗…

2021年04月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

鹿島は関川のプロ初弾も…

PKで貴重な勝ち越しゴールを挙げた槙野。得点後には喜びの雄叫びを上げた。(C)SOCCER DIGEST

 J1リーグは、4月3日に第7節の8試合を開催。埼玉スタジアム2002では、浦和レッズと鹿島アントラーズの一戦が行なわれ、浦和が2-1で競り勝った。

 ともにリーグ戦3試合未勝利で、浦和は13位、鹿島は15位と低迷している。お互いに浮上のきっかけを掴みたい戦い。立ち上がりは浦和が中盤での細かいパス回しで相手を翻弄し、攻勢に出る。

 左サイドバックの山中亮輔が果敢な攻撃参加を見せ、再三に渡るクロスから好機を演出。10分にはその山中のアーリークロスに、ゴール前で明本考浩がフリーで合わせるも、シュートはGKの正面に。

 得点の匂いをさせながらもなかなかネットを揺らせない状況が続いた浦和だったが、37分に先制。右サイドで持ち上がった西大伍が最終ラインの裏へ浮き球を供給すると、これを明本が上手く収め、左足で冷静にゴールに流し込む。

 リードを許した鹿島は、前半終了間際の45+2分にセットプレーから、相手のクリアボールに反応した関川郁万がヘディングでネットを揺らし、貴重な同点弾。関川はこれが記念すべきプロ初ゴールとなった。
 
 1-1で迎えた後半の序盤は、鹿島がサイドへの展開を上手く使い効率的に攻め立て、エヴェラウドが突破からシュートを放つなど決定機を作る。

 しかしその後は、浦和がボールを失っても素早い切り替えで奪い返し、正確なビルドアップから相手ゴールに迫る。

 すると63分、縦パスに最終ラインの裏で反応した明本が、ペナルティエリア内で倒されPKを獲得。これをキッカーの槙野智章が右足でしっかりと沈め、勝ち越しゴールを奪う。

 勢いに乗る浦和は、70分にも関根貴大がネットを揺らすも、その前のプレーで武藤雄樹がハンドをしていたとして得点は取り消しに。

 その後、終盤には鹿島に攻め込まれる場面もあったが集中力を保ち、最後までリードを守り切った浦和が、明本と槙野の今季初ゴールで勝利を収めた。一方、鹿島はこれで3連敗と苦しい状況が続いている。

 次戦は7日に、浦和がアウェーで清水エスパルスと、鹿島はホームで柏レイソルと第8節を戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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