U-24代表帰り対決はC大阪・瀬古が勝利!鳥栖FW林大地が対峙して感じたことは…

2021年04月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「やっぱり林がいると違うなと思ってもらえるような一戦にしたかった」

前線からのハードワークを惜しまず勝利を目指した林。「やっぱり点を取らないといけない」と敗戦を悔やんだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ7節]C大阪1-0鳥栖/4月2日(金)/ヤンマースタジアム長居

 開幕から負け無し(4勝2分)で無失点を続けていたサガン鳥栖は、敵地でのセレッソ大阪戦で後半キックオフからの流れで奥埜博亮に強烈なミドルシュートを決められ、今季初黒星を喫した。

 7試合目にして初の失点を喫したことに注目が集まるが、前節のアビスパ福岡戦に続きこの試合でも無得点。リーグ戦上位を目指すためにも得点力向上も欠かせない。

 先日のU-24日本代表の活動に招集され、30日のアルゼンチン戦第2戦で先制ゴールを奪った、鳥栖期待のFW林大地は、中3日でこの試合で先発出場を飾るものの、この日はノーゴールに終わった。

 試合後にオンライン上で取材に応じた林は、「個人個人のバトル、1対1の球際とかで負けていた場面も多かったし、(開幕以来チームが)負けていなかったことで、一人ひとりにおごりがあったのかなとも思います」と敗戦を重く受け止めた。

 後半開始直後の失点の場面については「立ち上がり集中していないということだと思います」として、一瞬の隙を突かれて決められたゴールには「やっぱりボールをどれだけ持っていてもサッカーでは勝ちじゃないので、やっぱり点を取らないといけないし、あれだけボールを持っていてもセレッソのように一つのチャンスをモノにする選手がいたら、チームは勝つ」と悔やんだ。
 
 代表での活動も大きな刺激になっているという。

「代表活動に参加させて頂いて、自分自身サッカーに対する想いというのが一層強くなったし、代表活動で自分と年齢の近い世界で戦っている人とか、Jリーグの上位のチームでスタメンで出ている人とかと一緒のチームでやって、もっともっと上を目指してやらないといけない。そういう想いをサガン鳥栖でもチームメイトに伝えて、やっぱり林がいると違うなと思ってもらえるような一戦にしたかった」

 さらに、この日の相手には、代表での自身の得点をアシストした瀬古歩夢がいた。

 瀬古への想いは「歩夢は相変わらず良い選手だなと思いました」としながらも、「代表活動で同じチームで戦った仲間との一戦は、注目して頂けると思うので、そういった場で自分は結果を出さないといけないと思うし、同じ代表で戦った相手をチンチンにできるくらい、レベルアップしていかないと駄目だなと思いました」と飽くなき向上心を見せた。

 次節、鳥栖は昨季のJ1王者で今季も負け無しの川崎フロンターレと敵地で対戦する。

 林は代表戦で見せた歓喜の雄叫びを敵地等々力陸上競技場でも響かせることができるか。

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構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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