「マドリーは驚いている」S・ラモスに与えられたのは2試合で5分…スペイン代表でのまさかの扱いに現地騒然 !

2021年04月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

L・エンリケ監督とS・ラモス本人のコメントは?

通算180試合出場を達成も、2試合合計でたった5分の出場におわったS・ラモス。(C)Getty Images

 3月31日の2022年カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選で、グループBのスペインはホームでコソボに3-1で勝利した。2連勝を飾ったルイス・エンリケ監督率いる"ラ・ロハ"は、2位スウェーデンより消化が1試合多いながら、暫定で首位に立っている。

 2点リードで迎えた終盤、L・エンリケはエリック・ガルシアとの交代でセルヒオ・ラモスをピッチに送り出した。これで代表180キャップを達成したS・ラモスだが、28日のジョージア戦も出場しておらず、コソボ戦と合わせて2試合でプレー時間は約5分だ。

 スペイン紙『MARCA』は、S・ラモスが2試合連続でスタメンから外れたのは、代表デビューした2005年の以来と報じた。所属のレアル・マドリーもこの状況に「驚いている」という。負傷明けで出場時間の管理は当然ながら、完全欠場や2試合で出場時間5分に終わったのは想定外だったようだ。

 UEFA公式サイトによると、S・ラモスは試合後に「試合に出て、勝利という僕らの目標を達成するのがいつでも大事だ。1分だろうが、フル出場だろうが、ハーフだろうが、僕じゃなく監督が決めることだよ」と話している。
 
「ひざの負傷から戻り、少しずつ自分のリズムをつかんでいるところだ。監督はかなり明確だった。僕に関して言われているすべてが、前後関係を無視している。先発で起用されればいつでもうれしいし、今日のように短時間でもそれは同じさ。大事なのは、代表チームを助けるために自分にできることを何でもすることだよ」

 一方、L・エンリケは「技術的な決定だ。彼は元気で、ケガから戻ってきている。わたしが、ほかの選手たちがプレーすべきだと決めた。それだけのことでしかない」と話している。(『MARCA』より)

「リーダーはあらゆる面でリーダーだ。彼はすべての記録更新にふさわしい。最高の選手がプレーする。わたしが関心あるのはチームのことだ。わたしが何をしても、彼が何を言っても、どうせ議論を引き起こす」

 先日35歳になったS・ラモスは、マドリーでも去就が取りざたされている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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