現地時間３月31日、ヨーロッパ各地で2022年カタール・ワールドカップの欧州予選が開催された。

　グループJのドイツは、前半アディショナルタイムに北マケドニアの重鎮パンデフに先制点を献上する苦しい展開。63分にザネが倒されて得たPKをギュンドアンがゴール中央に決めて振り出しに戻すも、勝ち越しゴールが奪えない。

　迎えた試合終了間際の85分、敵のパスワークに崩されて、最後はエルマスに決められ、痛恨の失点。ホームで１－２と初黒星を喫し、３位に転落した。

　主砲レバンドフスキを故障で欠くポーランドとホームで対戦したグループIのイングランドは18分、スターリングの仕掛けからPKを獲得。これをエースのケインが決めて幸先よく先制する。しかし58分、ストーンズの不用意なボールロストからピンチを招き、58分にモデルのゴールで追いつかれる。

　このままドローで終わるかに思われた85分、CKを得たイングランドは、ミスをしたストーンズがファーサイドで必死に折り返し、CBのマグアイアが右足で豪快なシュートを叩き込んで、勝ち越しに成功。これが決勝点となり、３連勝を飾っている。

　そのほか、フランス、イタリア、スペインが順当に勝利を収めている。
 

　31日に行なわれた欧州予選の結果は以下の通り。（　）内は勝点。

グループB
スペイン（７）　３―１　コソボ（０）
ギリシャ（２）　１―１　ジョージア（１）

グループC
北アイルランド（１）　０―０　ブルガリア（１）
リトアニア（０）　０―２　イタリア（９）

グループD
ウクライナ（３）　１―１　カザフスタン（１）
ボスニア・ヘルツェゴビナ（１）　０―１　フランス（７）

グループF
スコットランド（５）　４―０　フェロー諸島（１）
オーストリア（４）　０―４　デンマーク（９）
モルドバ（１）　１―４　イスラエル（４）

グループI
サン・マリノ（０）　０―２　アルバニア（６）
イングランド（９）　２―１　ポーランド（４）
アンドラ（０）　１―４　ハンガリー（７）

グループJ
アルメニア（９）　３―２　ルーマニア（３）
ドイツ（６）　１―２　北マケドニア（６）
リヒテンシュタイン（０）　１―４　アイスランド（３）

構成●サッカーダイジェストWeb編集部