「オオサコが光り輝く」所属クラブも“1トップ”で圧巻パフォの大迫を絶賛!「自信を持って戻ってくるだろう」

2021年03月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

ドイツではいまだ公式戦ノーゴールと大苦戦

1トップで圧巻のパフォーマンスを披露した大迫。クラブでの起用法に変化は見られるだろうか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 大迫勇也の代表戦での活躍が、所属クラブのヴェルダー・ブレーメンでも大々的に伝えられている。

 現在30歳の大迫は昨季、最終節の古巣ケルン戦で2ゴールを奪い、逆転残留に貢献するなど、終盤にかけ存在感を放ったが、今季はここまで大苦戦。ブンデスリーガはおろか、いまだ公式戦ノーゴールで、出場機会も伸ばせず。ここ5戦では、直近のヴォルフスブルク戦(●1-2)の82分からの途中出場のみに留まっている。

 そんな状況下に、代表活動中の会見では「自分がいちばん分かっている」と心境を明かしながらも、「代表ではしっかり1トップで出られるので、そこでいい結果を出せるようにしたい」と、意気込みを語るとともに、本来のポジションではない中盤起用が続く難しさも伝えていた。

 そして迎えた25日の国際親善試合・韓国戦。大迫はこだわりを見せる1トップで先発すると、安定したパフォーマンスで攻撃を牽引し、2アシストをマーク。戦前にあった試合勘やコンディション面での不安を一蹴してみせた。
 
 勢いに乗ったストライカーは中4日でのカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選・モンゴル戦でさらに躍動。1アシストに加え、代表では自身初のハットトリックを達成した。

 目を見張る活躍に、ブレーメンも公式サイトで「オオサコが日本の完勝のなかで光り輝く」と見出しを打ち、自軍の戦士を称えている。

「日本代表とユウヤ・オオサコにとって、最高の夜になった!サムライブルーは、W杯予選でモンゴルに14-0で大勝し、ヴェルダーのMFは3ゴール・1アシストで『プレーヤー・オブ・マッチ』に選ばれたのだ。オオサコは韓国とのテストマッチでの2アシストに続く活躍であり、新たな自信を持ってドイツに戻ってくるだろう」

 主戦場で水を得た魚の如く、発奮した大迫。今回の代表戦がきっかけとなり、クラブでの苦境を跳ね返すことができるか。

 ブレーメンは4月4日、同じく日本代表で活躍した遠藤航の所属するシュツットガルトと、代表ウィーク明けの初戦を戦う。サムライ・ダービー、大迫のポジションにも注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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