「彼らは容赦なかった」独仏メディアが日本の“残酷な勝利”を評価する一方…「アジアでは圧倒的なレベル差がある」

2021年03月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

「6分に1回ゴールを決める」「ほとんど何でもあり」

ハットトリックを達成した大迫、ボランチで先発した遠藤は、普段はブンデスリーガでプレーしている。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 3月30日、カタール・ワールドカップのアジア2次予選モンゴル戦がフクダ電子アリーナで行なわれ、日本が14-0で勝利を収めた。

 アジア2次予選とはいえ、数字の持つ?インパクトはかなり大きいようだ。ドイツのサッカー専門誌『kicker』は、公式SNSで「14対0」という結果とスコアラーの名前、そして「日本代表は容赦なく試合を続け、チームにおける史上2番目の勝利を収めた。1967年のフィリピン戦の結果は15-0だった」いうコメントを発信。

 写真にはブンデスリーガのシュツットガルトでプレーする遠藤航、ブレーメンに所属する大迫勇也を採用し、ハッシュタグで南野拓実、鎌田大地の名前を添えている。
 
 また、今回はフランスの大手テレビ局『RMC Sports』も、この結果を大々的に伝えている。

「南野拓実が先制し、大迫勇也がハットトリックを達成した日本は14-0という驚くべき結果を残した。6分に1回のペースでゴールを決める、ほとんどなんでもありの展開だった。いわば本物のデモンストレーション。5-0で前半を折り返したサムライブルーは、試合終了のホイッスルが鳴るまで暴れまわった。特にアディショナルタイムの3ゴールは圧巻だった」

 そう評価する一方で、同メディアは「アジアでの"レベル差"は大きい」と綴っている。

「アジアの強豪国とそうでない国との間には、圧倒的なレベル差があることを証明するような、記念碑的な勝敗だった」

 日本の14発は驚嘆に値する。だが、アジアでの試合という視点で見るヨーロッパ・メディアにとっては、アジアでの"実力差"も驚きの対象であるようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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