「見ているところが良い」遠藤航が“相棒”守田英正を絶賛!国内組にも言及「やりやすさを感じた」

2021年03月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

遠藤はこの2試合でフル出場し、全選手とピッチで競演

後半からは4-1-4-1のアンカーも務め「チームとてのオプションを増やすことができた」という遠藤。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本代表は3月30日、フクダ電子アリーナでカタール・ワールドカップ・アジア2次予選のモンゴル代表戦を行ない、14-0で勝利を収めた。

 この試合フル出場の遠藤航は、試合後に「試合前から自分たちで求めてやっていたので、相手どうこうよりも自分たちが最後まで戦い抜けるかということにフォーカスすべき。交代で出た選手たちも前の選手が多かったですが、どんどん点を取りに行く姿勢を見せてくれましたし、そういう意味では90分間しっかりと戦えたと思います」と試合を振り返った。

 ワールドカップ予選では、1997年のマカオ戦のホーム&アウェー2試合で記録した10ゴールを更新し、日本代表史上最多記録となった大勝劇の要因についてはこう分析した。

「1点目の時間帯が良かったと思いますし、ブロックを引いた相手に対しても今日は、裏を取るシーンが多かった。裏への意識をしっかりと持つというのは、こういう相手に対してもすごく大事で、足もと足もとになるのではなく、シンプルに裏を使いながら、裏に走る選手がいることで、真ん中が空いたりとか。サコくん(大迫勇也)のゴールとかも裏を何回か見せた後で、スペースが出来た。そこの使い分けが今日はしっかりとできたと思う。

 シンプルですが、自分たちがしっかりと集中して入るとか、地道にというかひたむきに謙虚にやるということが、こういう大勝に繋がったかなと思います」
 
 今回の代表活動で行なった、韓国戦、モンゴル戦の2試合では、招集したフィールドプレーヤー全員がピッチに立った。2戦ともフル出場の遠藤は、全選手とプレーしたことになる。

 2戦連続でスタメンでボランチのコンビを組んだ守田英正については、「ボール持って見ているところが良い、今日も点を取っていて、前に入っていけるところも海外に行ってさらに出せていると思う。運動量の面でも申し分ない」と評価。

 さらに、「個人的にもやりやすかったし、守備のところでも自分のところと、彼のところでしっかりとボールに行けるということが、バランス的にもすごく良いと思うし、お互い上手くバランスを取りながら、どっちが前に出るのかとか、ポジションを見ながらお互い立ち位置を変えて、上手くやれた」と手応えを語った。

 また、国内組についてはこう言及している。

「海外に行って思うのは1対1の局面の強さとか、そこでしっかりと上回る部分というのはあるのですが、Jリーグの選手は一人ひとりのボールを受ける立ち位置が良かったりとか、自分もやっていてやりやすさを感じた。いてほしいところにいてくれる。

 距離感とか、ボールの動かし方というのは国内でやっている選手たちも良い立ち位置から良い攻撃が作れたという感覚がある。

 いろんな選手が出ることで、システムを変えてみたり、その選手の特長を生かすようなポジションを取ってみたり、プレーの幅を広げられたというのが今回のメリットというか収穫でもあるのかなと思います」

 これで2次予選突破に王手をかけた森保ジャパン。6月に予定されている試合について遠藤は「成長段階というか、いろいろ試せる時期でもあると思う。そこは、チームとしての基盤をこれからまた6月で作れたらと思います」と意気込みを語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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