FIFAランク190位、モンゴル代表が抱える数々の“不利な要素”。国内リーグは昨年9月に閉幕し…

2021年03月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

新型コロナの影響でホームゲームが日本開催に変更

様々な不利な面がありながら格上の日本に挑むモンゴル代表。果たしてどんなゲームを見せてくれるか注目だ。(C)SOCCER DIGEST

 日本代表は3月30日、2022年にカタールで開催されるワールドカップ出場を懸けたアジア2次予選で、モンゴル代表と相まみえる。

 モンゴル代表チームはすでに26日に来日し、翌日から千葉県内でトレーニングを行なっている。来日メンバーは24人。そのうち、海外組はハンガリー1部リーグのプスカシュ・アカデーミアに所属するFWガンバヤル・ガンボルドのみで、そのほかは全員国内リーグからの招集となっている。

 今回のW杯予選では史上初めて2次予選に進出。1次予選では、ホーム&アウェー方式でブルネイと対戦し、合計スコア3-2(〇2-0、●1-2)で相手を上回り、次のラウンドへと駒を進めた。

 FIFAランキングは190位で、対する日本は27位と格上。さらにモンゴルが不利な状況はそれだけではない。本来ホームで行なわれるはずだった今回の試合は、新型コロナウイルスの国内の感染状況を鑑み、代替として日本のフクダ電子アリーナで行なわれることになった。形式上、主催はモンゴル側であるため無観客で行なわれるが、それでも慣れない環境や、長距離移動を考えると選手らの身体的負担や精神的疲労も計り知れない。
 
 また、モンゴルは新型コロナの影響で国内リーグが短期開催となり、昨年9月末にすでに閉幕。それからは公式戦が行なわれておらず、今回招集されたほとんどの選手が思うようにサッカーができない状況が続いていた。

 キャプテンのDFツェデンバル・ノルジモーによると、プレーができない間は、「コーチたちが自宅でも練習できるメニューを作ってくれた」と話し、来日前にはトルコで21日間のトレーニングを実施してきたというが、普段から欧州やJリーグでリーグ戦を行なっている日本代表の面々に比べると、不利な面は否めない。

 2次予選では、初戦でミャンマーに歴史的初勝利を飾ったものの、その後5連敗で最下位となりすでに予選敗退が決まっている。日本との前回対戦でも0-6と惨敗しているが、4連勝中で首位に立つ格上の日本との再戦でどんな試合を見せてくれるか。モンゴル対日本は、今日19時30分キックオフだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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