森保ジャパン、コロナ感染が確認されたスタッフは“偽陽性”だったと判明。チームへの再合流は?

2021年03月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

その後の連携医療機関における精密検査で陰性との確定診断に

25日の韓国戦は3-0の完勝を収めた日本。30日にはモンゴルと対戦する。写真:田中研治

 日本サッカー協会(JFA)は3月29日、同22日の検査で新型コロナウイルスの陽性反応が確認された齊藤俊秀コーチが、その後の連携医療機関における精密検査で陰性との確定診断に至ったことを発表した。

 この結果を受け、JFAは23日に保健所に提出した発生届について取消の手続きを行ない、27日に保健所にて承認され、齊藤コーチは通常の生活に戻ることが許可され、隔離も解除された。なお、齊藤コーチは今回のA代表の活動には再合流しないという。

 JFA医学委員会アドバイザリーの感染症専門医からのコメントは以下のとおり。
 
「検査前確率の低い集団にスクリーニング検査を実施すると、偽陽性が増えることは以前から指摘されており、無症状の集団に対してスクリーニングを積極的にする以上は、今回のような事例は避けられないものである。今回のようにスクリーニング検査の結果判定が困難な事例を積極的に抽出し、早期隔離する方が、感染拡大のリスクを厳格に低減できる。加えて、専門施設による確定検査を実施する方が、より診断の確実性が高まる。

 ただし、偽陽性における無用な混乱を避けるため、スクリーニング検査で陽性が検出された場合であっても、専門医療機関に精密検査を依頼し、その後確定診断が出るまでは、記者発表を控えさせていただくこととする。個人情報保護の観点からもご理解をお願いしたい。最後に、この新しい方針に合わせて、現在の関連マニュアルの見直し等を行う予定である」

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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