モンゴル代表のラスティスラブ・ホジク監督が３月29日、ワールドカップ・アジア２次予選の日本戦に向けた前日会見に出席した。

　世界中を襲った新型コロナウイスの影響により、モンゴルのホーム扱いながら日本（フクダ電子アリーナ）で行なう異例の一戦。ホジク監督は冒頭、その難しさを伝えている。

「やはりモンゴルで開催された場合には自分たちのホームになるので、ホームアドバンテージがあった。今回日本で開催され、無観客とはいえ、やはり日本のホームなので、アドバンテージが日本にあると思う。また、ピッチもやはり自国で戦うのと日本で戦うのとでは状態が違う」

　また、同代表の公式戦は今回のアジア予選２連戦（25日、対タジキスタン●０-３／30日、対日本）が2019年11月以来なのに加え、国内リーグも2020年９月に終了と、来日メンバー24人のうち23人が国内組のチームは実戦感覚にも小さくない不安を抱える。

　それでも、43歳のスロバキア人指揮官は与えられた環境で、最善を尽くす強い意志も同時に示している。
 

「こうした状況の中でも私は明日の試合を楽しみにしているし、何も言い訳はしない。決まったことは全てリスペクトをして、しっかりとベストを尽くす。自分たちの頭の中には何をしなければいけないかというタスクと、何を目標にするべきかというゴールがしっかりある。自分たちの戦術に基づいて、自分たちのプレーをする。選手たちは何を期待されているかも分かっている。長い中断後の試合ともなるが、やはり言い訳はしない。自分たちのやることをやるだけだ」

　2019年10月に埼玉スタジアムで行なった前回対戦は、日本が６-０で大勝しているが、果たして今回はどんな結果となるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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