「鎌田選手や大迫選手とマッチアップした時に…」中谷進之介が感じた“Jリーグ”と“世界”の差

2021年03月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分ももっと成長できると思えた」

中谷が代表活動で感じた世界との差を明かした。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部)

 3―0の快勝を飾った日韓戦から一夜明けた3月26日、DF中谷進之介がオンラインで取材に応じ、自身初の代表活動を通じて感じた世界との差を明かした。

 2021年最初の国際Aマッチとなった韓国戦。この試合でセンターバックコンビを組んだ吉田麻也と冨安健洋は、90分間を通して安定した守備で相手に決定機を与えず、鉄壁の守りで完封勝利に大きく貢献した。

 中谷はこの試合をベンチで見守っていた。センターバックとしてレギュラーを掴むためには、ふたりの高い壁を乗り越えていく必要があるが、「いろんなことが足りないなと思いました。とにかく試合に出ることがひとつ重要で、そこは自分で掴みにいかないといけない」と、代表初キャップへの意欲を示した。

 その"足りないもの"とは、日韓戦でだけではなく、ここまでの代表合宿を通して常に感じていたことだった。中谷は「いままでの自分が少し甘かった」と唇を噛む。
 
「もっと突き詰められるかなと。Jリーグだったら守れているけど、海外でプレーしている選手だったら守れないとか。それこそ鎌田(大地)選手や大迫(勇也)選手と練習でマッチアップしたときに、少し後手に回ってしまう場面も多かった。そういう意識は変えていかないといけない」

「Jリーグで通用していて、それでいいかなと思っていたところが、代表活動に来てそれではダメだと感じられたのは、僕自身すごく大きい。いままでは(代表メンバーから)もれていたので、それが当たり前でした。それ以上の力を出さなくても守り切れていたんですけど、やっぱりこういう高いレベルのなかで練習すると、もっとできると思えるし、そこは突き詰めなければいけないという思いになりました」

 中谷が肌で感じたJリーグと世界の差。普段から体格差のある相手とマッチアップをしている海外組に圧倒された。いままで国内リーグでは感じることが出来なかったからこそ、代表活動を通じて「自分ももっと成長できると思えた」と胸を張る。

 代表活動を通じて一皮剥けた中谷の、今後のJリーグでのプレーにも注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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