「欧州組がいれば勝てたと言うべきではない」日本戦完敗の韓国代表指揮官が母国メディアを諭す

2021年03月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

イ・ガンインをゼロトップで起用するも…

ゼロトップは「我々のオプションだった」と語る韓国代表のパウロ・ベント監督。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 3月25日、国際親善試合の日本代表と韓国代表の一戦が日産スタジアムで行なわれ、山根視来、鎌田大地、遠藤航がゴールを決め、3-0で日本が勝利を収めた。

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 隣国のライバル、日本との大一番に韓国はスタメンにFW登録の選手が不在のゼロトップで挑んだ。

 パウロ・ベント監督は、「我々のオプションとして考えていました」として、「イ・ガンインをゼロトップで起用しました。それは我々の戦略でした。日本のディフェンスラインをかく乱し、隙を作り、スペースを作る。そこに後ろからの選手が入っていく。MFナム・テヒがそこを使えればと思っていました」と現在のメンバーを鑑みて、日本対策を施したと語る。

 しかし、後半はそのイ・ガンインに代え、18番のFWイ・ジョンヒョプを投入したことで、一定の改善を見せたものの、日本ゴールを割ることは無かった。
 
 ライバル対決に敗れた韓国メディアは、パウロ・ベント監督に、今回参加できなかったFWソン・フンミン(トッテナム/ハムストリングの負傷で辞退)や、FWファン・ヒチャン(ライプツィヒ/クラブ事情のため不参加)ら「海外組が来ていれば結果は違ったか?」との質問を投げかけるが、指揮官は「ヨーロッパ組がいれば勝てたと言うべきではない。唯一の責任は私にある。選手たちは全力でプレーしたと思います」と諭した。

 ポルトガル代表で長らく活躍し、母国の代表監督にまで昇りつめた韓国代表指揮官は、招集後に主力選手が揃わなかったことを嘆かず、自らが矢面に立った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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