J1リーグ　１stステージ・８節
ヴィッセル神戸 - 名古屋グランパス
４月29日（水・祝）／16:00／ノエビアスタジアム神戸
 
ヴィッセル神戸
リーグ成績（７節終了時）：７位　勝点11　３勝２分２敗　11得点・９失点
 
【最新チーム事情】
●前節の鹿島戦で負傷交代した森岡、増川の出場は厳しい状況。
●リベロのチョン・ウヨンが累積警告により出場停止。
●５節の甲府戦、前節の鹿島戦で結果を残した小川、石津は好調を維持。
 
【担当記者の視点】
　前節は鹿島に２-１で競り勝ち、３-４-２-１へのシステム変更後、公式戦７戦負けなしと好調を維持する。
 
　しかし、その鹿島戦ではボランチの森岡がハムストリングに違和感を覚え、ストッパーの増川が足を痛めて、ともに途中交代。今節の出場は難しい状況となっている。加えて、リベロのチョン・ウヨンが累積警告で出場停止と、ボランチ、最終ラインに大きな不安を残す。
 
　代役は田中、北本らベテラン陣が務めることになりそうだが、これまでの良い流れを持続できるか。ここ数試合、交代策が的中しているネルシーニョ監督の采配も含め、チーム力が試される一戦となる。
 
 
名古屋グランパス
リーグ成績（７節終了時）：11位　勝点８　２勝２分３敗　11得点・11失点
 
【最新チーム事情】
●浦和戦で３バックの未熟さを露呈。
●連戦での疲労を考慮し、浦和戦翌日をオフに。
●背後への飛び出しに優れる松田の出番が濃厚か。
 
【担当記者の視点】
　３-４-２-１を採用後は公式戦３連勝と上り調子だったが、前節の浦和戦（●０-２）では「点差以上の差を見せつけられた」（西野監督）。得意のカウンターが機能しなかったうえ３バックの未熟さを露呈するなど、攻守で課題が浮き彫りとなったのは看過できない。
 
「（浦和戦では）フォーメーションにとらわれ過ぎて、積極性が欠けていた。もう少し自分たちから仕掛けていくべきだった」（西野監督）との反省を踏まえ、神戸戦では堅守速攻に固執せず、アグレッシブに戦うことも示唆している。
 
　特にノヴァコヴィッチが機能していない前線の組み合わせは流動的で、背後への飛び出しに優れる松田が先発する可能性や展開次第では「WBの永井を２トップに上げる状況も考えられる」（西野監督）。いずれにせよ、浦和戦で不発だった攻撃陣の出来が問われる。