「バイエルンに勝るとも劣らない」鎌田大地を含むフランクフルトの攻撃トリオを現地記者が絶賛!「ブンデストップクラスだ」

2021年03月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「欧州復帰の切符は容易ではないが…」

バイエルンの強力攻撃トリオ、上段左からミュラー、レバンドフスキ、コマン。フランクフルトのアタックの軸を担う、下段左からコスティッチ、A・シウバ、鎌田。(C)Getty Images

 長谷部誠と鎌田大地が所属するブンデスリーガのフランクフルトは、26試合を消化して、リーグ4位につけている。この順位をキープできれば、4位以上に与えられる来シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権を獲得できる。

 躍進ぶりは現地でも認められており、現地紙『Frankfurter Allgemeine Zeitung』のフォン・ラルフ・ライトブレヒト記者は「この好調は、バイエルンに勝るとも劣らないトリオがいるからだ」と綴っている。

「ウニオン・ベルリン戦の5-2は、素晴らしい勝利だった。しかし、スコアより何よりも、ゴールへ向かう姿勢とコンビネーション、決め切る力において、彼らはすでにドイツでトップクラスだということを確信した」

 ライトブレヒト記者は、首位バイエルンの攻撃の軸を担うロベルト・レバンドフスキ(35ゴール・6アシスト)、トーマス・ミュラー(10ゴール・14アシスト)、キングスレー・コマン(3ゴール・10アシスト)のスコアポイント(ゴール+アシスト)は、合わせて78だと紹介。

 一方、フランクフルトのアタックを牽引する、アンドレ・シウバ(21ゴール・5アシスト)、フィリップ・コスティッチ(4ゴール・12アシスト)、鎌田大地(4ゴール・12アシスト)も計58に到達しており、「ブンデスでは間違いなくハイレベルであり、爆発力はバイエルンに負けず劣らずの破壊力を秘めている」と絶賛している。
 
「ウニオン戦でも、この3人はとても印象的なプレーを見せた。A・シウバとコスティッチはゴールをあげ、鎌田はトリッキーでアイデア豊富なプレーヤーとしての価値を証明した。レアル・マドリーから復帰したルカ・ヨビッチも彼らのおかげで息を吹き返しつつある。この試合でケガによる守備での主力が欠場したことはアディ・ヒュッター監督の頭を悩ませたが、彼らの活躍もあり、15試合連続でホーム無敗を継続してみせたのだ」

 そして、「このトリオは、フランクフルトが成功を掴むためのカギを握っている」と綴っている。

「ヒュッター監督はウニオン・ベルリン戦を終えた後、非常に満足そうだった。この素晴らしいチームの出来は、彼が今シーズンにこのチームを作り上げた労力に対する褒賞だ。トリオの躍動もあり、欧州復帰の切符は容易ではないが、可能性は十分に残されている」

 ブンデスリーガは残り8試合。代表ウィーク明けには、5位ドルトムント、3位ヴォルフスブルクと上位対決が続く。フランクフルトは、クラブの悲願であるCL出場の夢を、掴むことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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