「カオルの活躍は悔しかった」U-24代表選出の旗手怜央、同級生・三笘薫との“比較”に言及「自分には自分の良さが…」

2021年03月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「攻撃のクオリティは上がっている」と自信

今季の川崎では左SBに定着している旗手。U-24代表での起用法が注目される。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部

 今月26日(東京スタジアム)と29日(北九州スタジアム)にU-24アルゼンチン代表と対戦する、U-24日本代表に選出された川崎フロンターレのMF旗手怜央が22日、オンライン取材に応じた。

 昨年1月にタイで開催されたU-23アジア選手権以来の対外試合で、その時以来の選出となる旗手は、「1年ちょっとぶりの活動で、自分の良さを出してアピールしていきたいですし、試合なので勝ちにもこだわっていきたい」と意気込んだ。

 その1年前と比べて、「川崎で1年プレーし、優勝もして自信になった。とくに攻撃のクオリティは上がっている」と成長した部分を挙げた23歳は、チームメイトで同じくU-24代表に選出された同級生の三笘薫について問われると、次のようにコメントした。

「去年、フロンターレが優勝できた要因として、カオルの存在は大きかった。近くで見ていて圧巻でしたし、ゴールやアシストをして、一人だけ存在感が違う感じで本当にすごいなと。その反面、悔しさがあり、自分もあれぐらいのプレーをしたいと思っていました」

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 ただ、同じ1997年生まれのチームメイトに刺激を受けながらも、「カオルとは特徴が違うし、比べるのは違うなと。自分は自分の良さを出そうと思った」という。

 その三笘との違いについて、「カオルはドリブルで相手をかわしていくのが得意ですが、自分は対人の強さや"はがす"動き、フリーランでゴールに向かう動きが特徴だと思っています」と語った旗手。その言葉には、川崎の2冠達成に貢献した男の矜持が感じられた。

 今季は左SBという新境地を切り拓き、クラブでは三笘と左サイドで縦関係を組むこともある。まだU-24代表での起用ポジションは明確ではないが、Jリーグで敵の脅威となっている川崎の大卒2年目コンビが、強豪アルゼンチンを相手にどんなパフォーマンスを見せるのか。注目ポイントのひとつとなりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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