【J1展望】1stステージ・8節|横浜-広島|“広島キラー”と“若武者”、どちらに軍配が上がるか

2015年04月27日 サッカーダイジェスト編集部

横浜――広島戦に相性の良い齋藤がキーマン。広島――浅野、野津田の若武者パワーで鬼門撃破に挑む。

故障者/横浜=栗原、仲川、奈良輪 広島=森﨑浩、山岸、川﨑、吉野 
出場停止/横浜=小林 広島=なし

J1リーグ1stステージ・8節
横浜F・マリノス サンフレッチェ広島
4月29日(水・祝)/19:00/日産スタジアム
 
横浜F・マリノス
リーグ成績(7節終了時):8位 勝点11 3勝2分2敗 9得点・7失点
 
【最新チーム事情】
●前節、今季初ゴールを決めたアデミウソンと齋藤が好調を維持。2試合連続ゴールに期待がかかる。
●右SBのレギュラー小林が出場停止。代役は守備力を考えると三門か。比嘉を起用する可能性もある。
●栗原が右足首を負傷。CBは前節に引き続き、中澤とファビオのコンビが濃厚。
●負傷から復帰し、湘南戦でリーグ戦初出場を果たした中村とラフィーニャは、今節もベンチスタートの見込み。
 
【担当記者の視点】
 昨年2月のスーパーカップでは0-2と完敗しているものの、リーグ戦では11年10月の対戦(△1-1)から広島には5勝2分と負け知らず。相性の良い相手である。
 
 その7試合で計3ゴールを挙げているのが、前節・湘南戦で今季初得点を記録した齋藤だ。しかも齋藤がゴールを決めた試合は必ず勝利を収めているだけに、調子を上げてきているこの国内屈指のドリブラーが、今節も"広島キラー"ぶりを発揮してくれることに期待したい。
 
 湘南戦でアデミウソンが待望の来日初ゴールを挙げ、怪我明けの中村、ラフィーニャも"完全復活"に向けて順調な回復ぶりを見せている。今季2度目の連勝を飾るためのポジティブな要素は揃っている。祝日で多くの集客が見込まれるホームゲームで、上位チーム相手に完勝を収めたい。
 
サンフレッチェ広島
リーグ成績(7節終了時):6位 勝点13 4勝1分2敗 8得点・5失点
 
【最新チーム事情】
●清水戦で野津田が試合を決定付けるゴールを叩き込み、直近の公式戦2試合で3発。
●浅野も同期・野津田のゴールをアシストし、好調を持続。
●森﨑浩、山岸は負傷からの回復が長引く。
●横浜との通算戦績は2勝3分8敗。日産スタジアムでは09年5月以来勝ち星なし。
 
【担当記者の視点】
 公式戦3連勝中と立て直しに成功した原動力は、なんと言っても若手の爆発だ。野津田は公式戦2試合連続ゴール中。ナビスコカップを含む直近の5試合で4得点の浅野も、前節は野津田の得点をアシストしたほか、加速度的にビッグチャンスを創出する回数を増やしている。
 
 横浜戦でも"切り札"的な起用が予想されるが、他の選手にはないスピードとパワーを持つふたりは間違いなく相手の脅威となる。2009年の快勝以降、アウェーで5年間勝利なしという相性の悪さも、進境著しい若者たちには関係あるまい。
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