「全く別のチームになった」日本と対戦するU-24アルゼンチン代表、国外組が次々に招集辞退で母国メディアも嘆き

2021年03月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

当初の発表から5人を入れ替え

U―24日本代表と2試合を戦うアルゼンチン。国内組中心とメンバーとなった。(C)Getty Images

 アルゼンチン・サッカー協会(AFA)は3月11日、今月26日(東京スタジアム)と29日(北九州スタジアム)にU-24日本代表と対戦するU-24アルゼンチン代表のメンバー21名を発表した。

【日本代表PHOTO】U-24アルゼンチン戦に臨む招集メンバー23人

 だが、招集が叶わなかった国外組がいたため、18日に新たなメンバーをリリース。5人が入れ替わった。

 メンバーから外れたのは、DFレオナルド・バレルディ(マルセイユ/フランス)、DFリサンドロ・マルティネス(アヤックス/オランダ)、MFマティアス・サラーチョ(アトレチコ・ミネイロ/ブラジル)、MFバレンティン・カステジャノス(ニューヨーク・シティ/アメリカ)、エセキエル・ポンセ(スパルタク・モスクワ/ロシア)の5人だ。

 現地の放送局『Tyc Sports』によれば、欧州組のバレルディとマルティネスは新型コロナウイルスの隔離措置の問題、サラーチョとカステジャノスはコロナ禍によるフライトの規制、ポンセは故障が原因という。

 代わりに追加招集されたのは、DFトマス・レカンダ(リーベル)、DFブルーノ・アミオネ(ヴェローナ/イタリア)、MFサンティアゴ・ヘッツェ(ウラカン)、FWベンジャミン・ロールハイザー(リーベル)、FWエンソ・カブレラ(ニューウェルス)。アミオネ以外は国内組となった。

 スペイン紙『AS』のアルゼンチン版は、そもそも最初に選出した21人も、国内外のクラブから招集拒否があったため、ベストメンバーではなかったと指摘。さらに、5人が入れ替わる事態となり、「フェルナンド・バティスタ監督は、(当初の想定とは)全く違うメンバーリストを掲示せざるをえなくなった」と伝えている。

 国内組中心となったアルゼンチンだが、強敵であることに変わりはない。金メダル候補を相手に日本の五輪世代がどう挑むか、注目だ。

【PHOTO】日本サッカーを彩る美女サポーターたち
 日本戦に臨むU-24アルゼンチン代表のメンバーは以下の通り(★が追加招集)。

【GK】
ヘレミアス・レデスマ(カディス)
ホアキン・ブラスクエス(タジェレス)

【DF】
エルナン・デ・ラ・フエンテ(ベレス)
ケビン・マック・アリスター(アルヘンティノス)
ネウエン・ペレス(グラナダ)
ナサレノ・コロンボ(エストゥディアンテス)
ミルトン・バレンスエラ(コロンバス・クルー)
アレッサンドロ・ベルナベイ(ラヌース)
トマス・レカンダ(リーベル)★
ブルーノ・アミオネ(ヴェローナ)★

【MF】
サンティアゴ・アスカシバル(ヘルタ・ベルリン)
サンティアゴ・コロンバット(クラブ・レオン)
ルーカス・ゴンサレス(インデペンディエンテ)
ファン・ブルネッタ(パルマ)
サンティアゴ・ヘッツェ(ウラカン)★

【FW】
フェルナンド・バレンスエラ(ファマリカン)
アウグスティン・ウルツィ(バンフィエルド)
マティアス・バルガス(エスパニョール)
アドルフォ・ガイチ(ベネベント)
ベンジャミン・ロールハイザー(リーベル)★
エンソ・カブレラ(ニューウェルス)★

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事