U-24アルゼンチン代表との強化試合に臨むU-24日本代表メンバーに招集されたFC東京のDF渡辺剛が、リーダーとしての覚悟を口にした。

「東京五輪に向けてすごく大事なタイミングだと思うので、ここで選ばれたのはすごく嬉しいこと。もっと成長しなきゃいけないと改めて感じました」

　招集を喜びつつ、約４か月後に迫る東京五輪を見据えてそう口にした。

　U-24日本代表は３月26日・29日に東京五輪へ向けた強化の一環として、南米の強豪アルゼンチンのU-24代表と国際親善試合を行なう。この年代は、昨年１月にタイで行なわれたU-23アジア選手権で、グループリーグ３戦未勝利と悔しい敗退を喫した。アルゼンチン戦はそれ以来の実戦となる。

　24歳のCBは、「アジア選手権で結果を残せず敗退したことはずっと忘れないですし、あの経験があって自分も成長できていると思っている。また新しく集まったメンバーで、強豪のアルゼンチンを相手にしっかりとパフォーマンスを出して、結果を残したい」と意気込んだ。
 

　アジア選手権では３試合で５失点。そのうちの２試合でキャプテンとして先発出場した渡辺も敗退に対しては責任を感じているという。だからこそ、"リベンジ"を果たすべくアルゼンチン戦は「無失点に抑えたい」と語る。

「強い相手に対して、無失点で抑えることがすごく大事。対人やカバーリングだったり、競り合いの部分で戦う姿を見せたい。自分はセンターバックで早生まれですし、全員を統率するという気持ちでやらないといけないと思っています」

「自分が安定することでチームも安定すると思う」――。リーダーとしての自覚を胸に、強豪相手の無失点勝利を誓った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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