「パリSGアカデミーで最も有望」ドルトムントが17歳のフランス産大型DFを獲得! またもスター候補生を手中に

2021年03月19日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

足下に定評がある左利きのセンターバック

ウパメカノと比較されるクリバリ。ドルトムントはまたも逸材を釣り上げることに成功した。(C) Getty Images

 スター候補生がひしめくドルトムントが、またも逸材の獲得に成功した。

 現地時間3月18日、ドルトムントは公式ホームページでフランスU-18代表のDFスマイラ・クリバリの獲得を発表した。契約は21年7月からとなり、期間は長期とされているが具体的には公表されていない。

 現在17歳のクリバリは19年夏にパリ・サンジェルマンのアカデミーに入団し、現在は19歳以下のチームでプレー。まだプロデビューこそ果たせていないものの、定期的にトップチームの練習に参加している。

 190センチと屈強な体躯を誇り、足下の技術にも定評がある左利きのセンターバックで、ドルトムントのホームページでは、「パリSGのアカデミーで最も有望なプレーヤー」と紹介されている。フランスでは来夏からバイエルンへの加入が決まっているダヨ・ウパメカノ(現RBライプツィヒ)とも比較されているようだ。

 現在は膝の怪我のリハビリ中で、今シーズンの出場は絶望的。そのため、プロデビューはドルトムントで飾ることが濃厚となっている。そんなクリバリは、新天地での意気込みを次のように語っている。

「このような伝統あるクラブでプレーできることを本当に楽しみにしています。パリSGには本当に感謝していますが、この移籍は私にとって最良のステップだと考え、決断しました。他のクラブからのオファーもありましたが、初めて関係者と話をした時からこのクラブが適切であることはすぐに分かりました。合流するのがいまから待ち遠しいです」

 以前からドルトムントは若手の発掘に注力しており、現在ではノルウェー代表FWのアーリング・ハーランド(20歳)をはじめ、イングランド代表のウインガー、ジェイドン・サンチョ(20歳)、アメリカ代表MFのジョバンニ・レイナ(18歳)、イングランド代表MFのジュード・べリンガム(17歳)、ドイツU-21代表FWのユスファ・ムココといった数多くの超逸材が在籍している。

 クリバリも若手に起用に積極的なドルトムントで飛躍を遂げるのか。来シーズンのパフォーマンスに要注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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