Jリーグ発足後初、親子二代での日本代表入りの快挙!神戸のGK前川黛也「代表に行くからには…」

2021年03月18日 サッカーダイジェスト編集部

特長は、父親譲りの長身を生かしたセービングだけでなく…

日本代表に初招集された前川。親子二代での代表入りとなった。写真:徳原隆元

 ヴィッセル神戸のGK前川黛也(だいや)は3月18日、同25日の韓国戦、同30日のワールドカップ予選・モンゴル戦に臨む日本代表に選出された。

 初の代表招集となった前川は、広島県出身の26歳で、元日本代表GKの前川和也氏を実父に持つ。親子二代での代表入りはJリーグが発足した1993年以降では史上初の快挙である。

 父親の和也氏は広島や大分で活躍した長身GKで、日本代表では1992年6月のウェールズ戦でデビューを飾ると、その後5年間で17試合に出場。92年のアジアカップでは優勝に貢献した。

 その和也氏がトップチームに在籍していた縁もあり、前川自身も大分と広島のアカデミーで育った。中学卒業後は広島皆実高、関西大を経て2017年にヴィッセル神戸に入団。プロ1年目は公式戦の出場はなかったが、それから成長を遂げて現在はクラブの正GKの座に就いている。昨季は9月頃から出番を得ると、ACLでベスト4入りに貢献。今季はリーグ5試合に出場し、5節の川崎戦でも好セーブを見せた。
 
 前川は、191センチという父親譲りの長身を活かしたセービングだけでなく、足もとの技術も特長だ。中学の途中までフィールドプレーヤーだったとあって、そのテクニックは正確。組み立てに積極的に参加する姿勢をアピールして、森保ジャパンでもピッチに立ちたいところだ。

 前川は代表初選出に際し、クラブを通じて、以下のようにコメントしている。

「いつも応援ありがとうございます。周りの皆様のおかげでこうして選ばれることができました。謙虚に更に成長してきます。ただ、代表に行くからには絶対に貢献します」

構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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