「その灯火の近くで日本代表として…」聖火ランナー辞退のなでしこ岩渕真奈、五輪代表入りに決意

2021年03月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「楽しみにしていましたが…」

聖火ランナー辞退を表明した岩渕が、自身のSNSで現在の心境を明かした。(C)SOCCER DIGEST

 3月15日、岩渕真奈が聖火ランナーの辞退を表明。自身のインスタグラムで現在の心境を明かし、東京オリンピック代表入りに意欲を示した。

 東京五輪の大会組織委員会は15日、なでしこジャパンの2011年ワールドカップ優勝メンバーを聖火リレーの第1走者とすることを発表。しかし、川澄奈穂美(スカイ・ブルーFC/アメリカ)や熊谷紗希(リヨン/フランス)といった海外クラブに所属する選手は、新型コロナウイルスの影響による入国制限の問題で続々と辞退を表明している。

 イングランドのアストン・ビラでプレーする岩渕もそのひとり。自身のツイッターで不参加の理由を明かし、W杯優勝時の写真とともに当時を振り返った。

「最高のメンバーと沢山の思い出が詰まったJヴィレッジという場所からスタートできることを楽しみにしていましたが、入国制限措置もあり、今回は残念ですが帰国を断念する事になりました。尊敬できるチームメイト、スタッフ、そして日本にいる被災地をはじめとする沢山の皆さんに、沢山のパワーをもらった2011年のW杯優勝。その1年後の2012年初めてのオリンピック。どちらも代え難い、本当に大切で忘れられない経験です」
 
 また、「あの時の大好きなメンバーと聖火ランナーとして走る事は残念ながらできません」と悔しい胸の内を告白。それでも、「その灯火の近くで日本代表としてプレーをできるよう、今は自分の居る場所で頑張りたいと思います」と五輪代表メンバー招集への意欲を示した。

 聖火リレーは今月25日に福島県のJヴィレッジからスタート。121日間をかけて日本全国47都道府県を巡る。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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