【FC東京】「序盤戦できっかけを掴めそう」長谷川監督が“筆頭”と期待を寄せる若武者とは?

2021年03月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「私自身ももっと『行く』というような姿勢で…」

トレーニング中、選手達に指示を送る長谷川監督。写真:FC東京

 FC東京の長谷川健太監督が3月16日、J1第5節の湘南ベルマーレ戦に向け、前日会見を実施。意気込みを語った。

 長谷川体制4年目のFC東京はここまで公式戦5試合を終え、2勝2分1敗。直近の大分トリニータ戦では、28分に新加入の渡邊凌磨のJ1初ゴールで今季リーグ戦初の先制点を奪うも、終盤に一瞬の隙を突かれて失点。あと一歩のところで勝ちきることができなかった。指揮官は「課題は追加点」と振り返っている。

「試合の入りは決して悪くなかった。前半に関しては非常にいい戦いができたと思っている。ただ、後半はもう1点取りに行かなければいけないという状況のなかで、少し慎重になりすぎてしまった部分もあった。私自身ももっと『行く』というような姿勢でメンバー交代しなければいけなかったと思う。これからの試合は追加点、ダメ押し点をチームとして取れるようにしていければと思っている」

 そのうえで、中2日で臨む湘南戦で期待する選手には、22歳の若武者の名を挙げた。
 
「序盤戦できっかけを掴めそうな選手もちらほら出てきている。そういう意味ではこの試合でさらに結果を出して、自信を持ってスタートを切るシーズンにしてほしい選手は何人かいる。田川(亨介)なんかはその筆頭だと思っている。連戦というところで大分には連れて行かなかったが、しっかりと休んで状態的には良いと思うので期待したい」

 また、会見ではスタジアム確保の困難さなどから昨季の参加を見送り、結果的に2019シーズンをもって活動を終了したFC東京U-23(J3)に触れる場面も。「1チームに特化できる」と、小さくないメリットを明かしている。

「全員が同じ試合に向けて、目線を合わせられるというところは、(一昨季からは)若干変わったところだと思う。もちろん、まだまだな部分はあると思うが、本当に試合をこなしながら、色んな意味で共有を図りながら、チームとしてのクオリティを上げていく。そういう作業をしていないと、やっぱりリーグ終盤に失速してしまうと思うので、終盤に向けて悠長に構えている時間はないが、しっかりチームを一歩ずつ向上させていきたいとは思っている」

 FC東京は昨季2戦2勝と好相性の湘南から、勝点3を奪取することができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】新加入の渡邊凌磨がJ1初ゴールも終盤に失点…大分戦をプレイバック

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