【J1採点&寸評】山形×FC東京|FC東京がアウェーで完封勝利。太田のFKが決勝点に!

2015年04月25日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

相手の先制点につながるFKを与えたアルセウは間違いなく戦犯。

【警告】山形=アルセウ(23分)、R・フランク(73分) FC東京=三田(34分)、梶山(78分)
【退場】山形=なし FC東京=なし
【MAN OF THE MATCH】太田宏介(FC東京)

【試合内容】
 ハードワークとハードワークのぶつかり合いとなったゲームは、FC東京に軍配が上がった。
 
 今季の基本形4-3-1-2で臨んだアウェーチームは、22分に太田のFKから首尾よく先制。後半に入るとホームの山形に押し込まれる時間帯もあったが、前線からの連動した守備で「決定機を与えなかった」(フィッカデンティ監督)。
 
 「今季はとりあえずゼロに抑える」(太田)FC東京を象徴する試合だったと言える。
 
【チーム採点・寸評】
山形 5.5
FC東京の守備網にことごとく引っ掛かり、猛攻を仕掛けた試合終盤も決定機はゼロ。1点が遠かった。

FC東京 6.5
スペクタクルは皆無も、守って勝ち切るのが今季のチームカラー。敵地で勝点3は合格点だ。

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【山形|採点・寸評】
GK
1 山岸範宏 6
12分に森重のヘッドを阻止するなど、全体的に悪くない出来。FKから決められた太田の先制点は致し方なしか。
 
DF
4 西河翔吾 6
カバーリングはまずまず。対人でも粘り強さを見せて、簡単に近距離からシュートを打たせなかった。
 
13 石川竜也 5.5
左ウイングバックの高木利と連係は取れており、守備で破綻しなかった。FKをゴールに結びつけられなかったのが悔やまれる。
 
17 當間建文 5.5
武藤をリスペクトし過ぎたか。自分の間合いになかなか引き込めず、後手に回った印象だ。
 
MF
5 アルセウ 5
相手の先制点につながるFKを与え、23分には"赤"でも不思議はない反則を犯した。シュート4本も絶好機はなし。間違いなく戦犯のひとりだ。
 
7 松岡亮輔 5.5
ボールを奪った後の展開力に課題。FC東京の素早いプレスに焦ったか、飛び出す回数も少なかった。
 
22 キム・ボムヨン 5.5
どうにか崩してやろうという闘争心は垣間見えたが、やや空回り。2本放ったシュートも会場のタメ息を誘った。
 
24 R・フランク 5.5
良い形でボールを受けられず、同じシャドーの川西とも呼吸が合わなかった。終盤は明らかに運動量が落ちた。
 
27 高木利弥 6
センスあるドリブルで敵陣に切れ込んだ。最終局面でのプレーが不正確も、存在感はあった。
 
29 川西翔太 5.5
ボールを引き出し、ゴールを匂わせる場面がいくつかあった。献身的な守備も立派とはいえ、トータル的に見て物足りない出来だ。
 
FW
11 ディエゴ 5.5
前線で身体を張り、「基準点になる」という気合いは窺えた。しかし、この日も無得点で1トップとしては不十分な働き。
 
交代出場
FW
8 林 陵平 6
シュートに持ち込めなかったとはいえ、ゴール前に飛び出す動きに迫力が。多少なりとも脅威を与えた。
 
MF
9 中島裕希 -
結果的にチャンスを演出できず……。試合の流れを変える"切り札"にはなれなかった。
 
監督
石﨑信弘 5.5
林、中島と攻撃的な選手を投入したが、FC東京の堅守を崩せなかった。交代枠の3枚目として山﨑か萬代を使っても良かったのでは?
 
 

次ページ黄金の左足が冴え渡った太田をMOMに。

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