冨安が故障から4試合ぶりに復帰、吉田との“日本代表DF対決”が実現! ボローニャがサンプドリアを3発撃破

2021年03月14日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

冨安は今シーズン初の途中交代

ともに先発に名を連ねた吉田(左)と冨安。日本人対決が実現した。 (C)Getty Images

 3月14日に開催されたセリエA第27節で、冨安健洋を擁する13位のボローニャと、吉田麻也が所属する11位のサンプドリアが前者のホームで対戦。故障で離脱していた冨安が右SBで4試合ぶりに、吉田がCBで3試合ぶりにスタメン入りし、日本代表DF対決が実現した。

 序盤からペースを握ったのはサンプドリア。3分にトルスビーがポスト直撃のシュートを放てば、19分にもダムスゴーがミドルでゴールを脅かすが、GKスコルプスキに防がれる。

 迎えた27分、先制点を挙げたのは劣勢のボローニャだった。パラシオが右サイドから上げたクロスにバロウがヘッドで合わせ、試合を動かす。

 37分に左SBアウジェッロのクロスに主砲クリアラレッラが合わせた鮮やかなボレーで追い付かれたホームチームは、42分にすぐ突き放す。するすると中央突破をしたバロウのパスを受けたMFスバンベリが左足でネットを揺らした。

 後半も押し込んだのはアウェーチーム。50分には冨安のクリアボールを拾ったクリアラレッラが狙うが、枠を捉えられない。

 その後は、前掛かりのサンプドリアの裏のスペースを突いて、ボローニャがカウンターから次々にチャンスを構築。70分には、スバンベリが持ち上がって出したスルーパスをソリアーノが決めて、貴重な3点目を奪う。

 試合はこのまま3-1で終了し、ボローニャが3試合ぶりの白星。逆にサンプドリアは5戦未勝利となった。

 吉田がフル出場を果たした一方、故障明けの冨安は90分に今シーズン初の途中交代となっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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