「Jリーグで活躍はしているけど…」松木安太郎氏が日本代表“海外組過多”に言及!「永遠のテーマ」にも私見

2021年03月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

代表公式ツイッターで展開中の新企画に登場

2013年に東京Vレジェンドの一員として、エキシビションマッチに参加した松木氏。(C)SOCCER DIGEST

 読売クラブ(現・東京ヴェルディ)一筋でプレーし、引退後は東京Vの初代監督(当時はヴェルディ川崎)も務めた元日本代表DFの松木安太郎氏が3月14日、日本代表の公式ツイッターで展開中の新企画「#代表OBの本音」に登場した。

 ファンからの質問に答える形で進められていくこの企画で、松木氏は冒頭、「代表よりもJリーグの方が強くない?」と投げかけられると、「これは永遠のテーマ。各国どこの国でも同じ事言われている」と切り出し、以下のように私見を述べている。

「代表と単独のチームが戦って、代表が負けることだってある。それはあってもおかしくないということ。ただ個人的な技術力は、代表選手にはやっぱり特筆したものがあるので、特徴を持っている選手が多い。だからチーム力で戦うJのチーム対個の力を多めに使う代表チーム(という構図)。でも何回もやったら代表が勝つと思うよ」

 昨今は多くの選手が世界へ羽ばたき、日本代表のほとんどが海外組で占められているなかで、「国内組が呼ばれない理由」にも言及している。
 
「Jリーグで活躍はしているけど、やっぱり今の代表の考え方や方針に合わないという部分で、呼ばれないということがありえるんじゃないかな。得点王になった選手が選ばれない場合も昔からある」

 そのうえで、海外で出場機会が得られていない選手を招集することに対しては、「ふたつの意見がある」と明かしている。

「出ていない選手よりも試合に使ってもらっている選手の方が、体調も頭の中も全てにおいてフィットしやすい。だから出ていた方がいいのは確実。ただ、海外に行って試合に出なくても成長する選手がいる。それは周りに色んないい見本があったり、いいプレーヤーがいたり、いいトレーニング方法があったり。それが浸透されて戻ってくると、プラスアルファの力になって選手が伸びていくというケースがある。ふたつあるから、どっちがいいとは言えない」

 今月下旬に実施される日韓戦を含む2連戦の招集メンバーは一体どんな陣容になるのか。注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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