FC東京が渡邊凌のJ1初弾で先制も…大分が町田の一撃でドローに持ち込む

2021年03月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

FC東京が主導権を握るも…

町田が76分に同点ゴールを挙げ、勝点獲得に貢献した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは、3月14日に第4節の3試合を各地で開催。昭和電工ドーム大分では、大分トリニータとFC東京の一戦が行なわれ、1-1の痛み分けとなった。

 試合の立ち上がりは、アウェーのFC東京が激しいハイプレスをかけて気迫を見せていく。しかし、そのプレッシャーをかわした大分がファーストチャンスを作る。開始4分にカウンターの流れから、坂圭祐がペナルティエリア右からクロスを供給。最後はゴール前の混戦のこぼれ球に反応した福森健太がシュートを放つも大きくゴールの上に外れる。

 序盤に決定機を得たホームチームだったが、それからはなかなか攻撃の形を作れず、逆にFC東京に押し込まれる展開に。

 すると28分、FC東京が均衡を破る。ディエゴ・オリヴェイラがアダイウトンとのワンツーでペナルティエリア左に抜け出すと、ふわりとした浮き球のクロスを送る。これにゴール前でフリーとなっていた渡邊凌磨が頭で合わせて先制。渡邊凌はこれがJ1初ゴールとなる。
 
 先制の勢いそのままに、その後も3トップの連動した攻撃から何度も好機を創出したアウェーチームは、後半も変わらずペースを握る。

 ハーフタイムに長谷川健太監督が伝えた「サイドを起点に攻撃を組み立てる」という指示の通り、55分には右サイドの崩しから、64分には安部柊斗のセンタリングからD・オリヴェイラがシュートを放つ。しかしいずれも得点には繋がらない。

 ただFC東京のペースで試合は進む。それでも76分に大分が一瞬の隙を突く。坂のロングパスをペナルティエリア中央で伊佐耕平が胸で落とすと、これを町田也真人が右足で流し込み貴重な同点弾を挙げた。試合は1-1のままタイムアップ。大分が押される展開のなか、町田の一撃で追いつきドローに持ち込んだ。

 次戦は17日に、大分がアウェーでセレッソ大阪と、FC東京はホームで湘南ベルマーレと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】FC東京・渡邊凌磨のJ1初ゴール! 3トップ全員が絡み、先制点をもぎ取る!

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