「韓国サッカー史上最大の復讐劇」の相手は英雄マラドーナ? 5年前の痛快な“リベンジ”を現地メディアが回顧!

2021年03月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

グループステージ第2戦でアルゼンチンと激突

アルゼンチン戦でゴールを決めたペク・スンホ(右)はドロー時のマラドーナ(左)の仕草を模倣したとも。※写真はロシアW杯の抽選会のもの (C)Getty Images 

 韓国の国民にとって、5年前の"アップセット"は忘れられない記憶であるようだ。

 韓国のスポーツメディア『スポータルコリア』は3月9日、「韓国サッカー史上最大の復讐」と題した記事を掲載。5年前のあるシーンを振り返った。

"復讐"の対象になったのは、昨年11月に帰らぬ人になったアルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナだ。

 2017年に韓国で開催されたU-20ワールドカップの組み分け抽選会でドロー役を担ったマラドーナは、母国がホスト国と同じグループになったと分かった瞬間、「アルゼンチン」と書かれた紙を手に持ったまま、満足そうな表情を浮かべたのだ。

 これに奮起したのが、韓国の選手たちだ。グループステージ第2戦でアルゼンチンと対戦し、イ・スンウ(現ポルティモネンセ)とペク・スンホ(現ダルムシュタット)という当時バルセロナの下部組織に在籍していたコンビのゴールで2-1と見事に勝利。2連勝を飾り、最終戦を待たずに決勝トーナメント進出を決めたのだった。

【動画】ドローの結果を喜ぶマラドーナとそのシーンを模倣したとされるペク・スンホのゴールパフォーマンス
 
 一方、FWラウタロ・マルティネス(現インテル)やDFファン・フォイ(現ビジャレアル)らのタレントを擁したアルゼンチンは、2連敗でまさかのグループステージ敗退となった。

『スポータルコリア』は、ペク・スンホが決勝点となったPKを決めた際のゴールセレブレーションを動画で紹介。手で四角を作る仕草は、「アルゼンチン」と書かれたクジを手に持つマラドーナを模倣したものだと話題になったと伝えている。

 そのパフォーマンスとともに、この番狂わせは、韓国の人々にとって痛快だったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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