J１リーグは３月13日、各地で４節の６試合を開催。等々力陸上競技場では、川崎フロンターレ対柏レイソルの一戦が行なわれ、川崎が１-０で勝利を収めた。

　川崎は前節２ゴールのレアンドロ・ダミアンと攻撃の核となる三笘薫がベンチスタート。３トップは家長昭博のほか、小林悠、長谷川竜也の顔ぶれとなった。一方ここまで１勝２敗と黒星が先行する柏はMFクリスティアーノが２試合ぶりの先発。同じく前線ではMF仲間隼斗が今季初スタメンを飾った。

　試合は川崎が持ち前のパスワークを武器に敵陣へ押し込もうとするものの、柏も奪ったボールを素早く川崎守備陣の背後に送り込み、クリスティアーノや江坂任を起点に効率よく反撃。川崎に主導権を握らせない。前半はほぼ互角の展開でスコアレスで折り返した。
 

　迎えた後半、川崎は三笘のほか、塚川孝輝、橘田健人の３枚替えで勝負に出る。すると、川崎の攻撃が一気にペースアップ。49分に三笘が左サイドを打開して決定機を作り出すと、再三柏ゴールへ波状攻撃を仕掛ける。

　それでも粘り強く守る柏だったが、終盤の80分についに均衡が破れる。川崎はペナルティエリア左へ侵入した三笘からのパスを家長が冷静に沈めてネットを揺らす。川崎が先制に成功する。

　１点をリードした川崎は、そのまま柏の反撃を振り切り、１-０でタイムアップ。川崎が開幕５連勝を達成して、首位固めに成功した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】川崎１－０柏｜粘り強い柏の守備に苦戦するも…三笘の突破から家長が決勝点！川崎が５連勝！